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麻実 初逢瀬(その18)

鏡の前からベッドに移ってからは、
ひたすら挿入で耽る展開となった。

肉がぶつかり合う音と、
麻実の嬌声が混ざり合って、
夜のホテルの部屋に響く。

いつしかバドワイザーチューブドレスも脱ぎ捨てて、
全裸で濃密に絡み合う時間が流れた。
上になり、下になり、
攻めて、攻められて。

しかし、彼女がイクことはなかった。
相当に刺激の強さという点ではかなり攻め込んだが、
天井を突き当たっている。

次第に深まってる感じはあったが、
さすがに少し疲れが見えてきたので、
それ以上の深追いはせず、
夜のティータイムにすることにした。

最初に夜食用に買い出しておいた
スイーツを並べ、温かいお茶を入れて、
テーブルを囲む。

夕食時は、椅子を90度の角度で並べていたが、
麻実は椅子を私の隣に動かしてきて、
身体をぴったり寄せてくる。

「えへへ。」

すっかり恋人同士の雰囲気だ。
その空気に水を差さないように注意しながら、
努めてあっさり目に応対する。

「麻実さんは、なかなか手ごわいですね。」

「え、そうですか?
でも、どんどん気持ちよくなってます。
昔の、イったかな?
という時のことを思い出してきましたよー」

「お、そうですか。
かなり耽っちゃいましたけど、
痛くなったりしてませんか?」

「ちょっとフワフワしてますけど、
まだ大丈夫ですよ。」

「…はは、それはお強い。」

そんな雑談を交わしながら
夜のスイーツを平らげる。

情事のあとの甘いものは美味しい。
深く感じるという行為は、
脳を酷使するのだろう。

彼女から立ち上るラブラブな空気を、
程よく受けて、程よく受け流しながら、
心地のいい時間を過ごす。

お腹が満たされたせいか、
少し眠そうな表情を見せる麻実。
そんな様子を見て切り出した。

「それじゃ、シャワーを浴び直して、
本格的に休みますか。」

「はーい。」

麻実のスイーツが少し残ってたので、
私が先にバスルームに向かった。

麻実 初逢瀬(その17)

麻実の中に根元まで埋め込んだ状態で、
耳元に話しかける。

「自分のされていることを、
よく見ていてごらん。」

彼女の視線が、
鏡の中の自分に向けられたのを合図に、
ゆっくりと腰を使い始めた。

焦らすように、怒張の全長をゆっくりと出し入れする。
抽送を繰り返すほどに、
麻実の表情に悦楽の色が深くなっていく。

部屋のドアのすぐ横という場所もあり、
声を出さないように抑えていたようだが、
我慢しきれず、麻実の喉から嬌声が漏れる。

宿泊客のチェックインがある時間帯なので、
時折廊下から人の気配がする。

ホテルの部屋に男女が二人きりならば、
することは限られているので、
あまり気にする必要はないのだが、
廊下から人の声が聞こえてきたタイミングで、
あえて麻実の口を手でふさいだ。

そのまま少し刺激のペースを速める。
麻実の声にならない声が指の間から漏れ、
快感に負けて膝が砕けはじめた。

そろそろ頃合いだと思い、
鋭く強い刺激を立て続けに送りこんで、
麻実を一気に限界に追い込む。

彼女がその場に崩れ落ちそうになる寸前、
身体を離して、彼女の身体を支えた。

麻実をベッドまで支えて歩き、
そのままベッドの上で四つん這いにさせる。

麻実の愛液で濡れ、最大限に屹立したモノを、
改めて後ろから彼女の中に埋め込み、
本格的な刺激を始めた。

麻実 初逢瀬(その16)

このまま挿入に移行してしまうと、
すぐに立っていられなくなるだろう。
そこで、少しクールダウンの時間をおくことにした。

麻実をこちらに向き直らせる。
身体を抱き寄せながら、
彼女の恥態を堪能して屹立している
私のモノを握らせた。

しばらくその大きさや固さを確かめるように触れた後、
私の意図を察した麻実が、
ぎこちなく私の前に跪く。

鏡に映る男の前に跪く自分の姿を、
ちらりと横目で確かめて、
麻実は私のモノを口に含んだ。

少しぎこちないものの、
麻実本人も楽しんでいることがわかるフェラチオ。
ときどき、鏡の方に視線を向けて、
淫らな自分の姿を確認しては、
私に鏡越しに妖艶な眼差しを送ってくる。

そんな鏡の中の淫靡な光景がさらなる劣情を煽り立てる。
そろそろいい頃合いだろう。

麻実を立たせて、チューブドレスの胸元を引き下げる。
乳房を露にした彼女を、ふたたび鏡に向き合わせ、
先程と同じポーズを取らせた。
裾もまくりあげて、ヒップを露出させる。

先ほどよりも、一層扇情的な姿で、
鏡の前に立つ麻実。

彼女の背後に回り込み、コンドームをつける。
彼女の花弁が先程よりさらに濡れているのを確かめてから、
その中心に私の怒張を当てがった。

鏡越しに麻実と視線が交錯する。
尻をわしづかみにして押さえこみ、
彼女と視線を合わせたまま、
中にゆっくりと沈みこませていく。

「ああっ…」

自分の中心が貫かれていくに従って、
切なそうな表情が眉根に浮かび、
全体を飲み込んだ刹那、
彼女の頭ががっくりと前に倒れた。

麻実 初逢瀬(その15)

麻実の口から唇を離し、
改めて向き合う。

彼女の頬はほのかに上気し、
潤んだ目を恥ずかしそうに逸らす表情が、
なんとも色気を醸す。

「こっちにおいで。」

麻実の腰に手をまわし、
鏡張りになっている入口わきの
クローゼットの扉の前に導き、
全身が映る姿見の方に彼女を向かせる。

「ほら、ここなら麻実さんの
セクシーな姿がよく見える。」

「あ、恥ずかしい…」

恥ずかしがって、
鏡の正面から身をよじって逃れようとする麻実。

「そのまま鏡に手をついて。」

制するように少し強めな口調で指示し、
彼女の手を取って鏡に導く。

「お尻を突き出して、脚を開いて。」

有無を言わさずに、
愛撫を受けるためのポーズを取らせる。

「そのまま自分の感じる姿を
よく見ていなさい。」

チューブドレスの裾をまくりあげ、
すでに濡れているひだを指でなぞる。

「あっ…」

「さっきより濡れているね。
いい顔してますよ。」

片手でチューブドレス越しに、
麻実の乳首を転がしながら、
秘部への愛撫を深めて行く。

麻実は次第に深く感じ、
やがて立っているのもやっとという感じになった。

麻実 初逢瀬(その14)

夕食の後のテーブルを片付けながら、
麻実の着替えを待つ。

概ね片付け終わるとほぼ同時に、
彼女がバスルームから姿を現した。

豊かなバストに、くびれたウエスト。
そして、程よいサイズのヒップ。
チューブタイプのバドワイザーガールの衣装が
そんな麻実のプロポーションを強調するかのように、
ぴっちりと包み込んでいた。

「おっと、これは想像以上にお似合いですね…
お店でもこれだけのバドガールは、
なかなか見かけませんよ。」

「えへへ。
ちょっと恥ずかしいですけど、
これ、とってもかわいいですね。」

「個人的には、かわいいというより、
セクシーだと思いますよ。」

「今まで、男の人にセクシーなんて
言われたことないです。
なんか嬉しいです!」

「すごくセクシーですよ。
こっちに来て、よく見せてくださいな。」

そう言って、麻実を抱き寄せた。
ブラもパンティも着けていない彼女のボディラインに
衣装越しに指を這わせる。

恥ずかしいのか、目を閉じた彼女の唇をふさぐ。
舌を絡めながら、
ヒップに手を伸ばし、
もう片方の手で胸のラインをまさぐった。

しばらくの間、立ったまま、
麻実の身体を掌で存分に味わう。

合わせた唇から麻実の甘い吐息が漏れる。

ヒップの間にそっと指を這わせると、
熱い粘液が指に絡んだ。

麻実 初逢瀬(その13)

バスルームで身支度を整える。
といっても、シャワーは夕食前に浴びたので、
歯を磨くだけだ。

歯ブラシを使いながらふと鏡を見ると、
私の背後にくっついて、
頭の横から顔をのぞかせている麻実と
鏡越しに目があった。

彼女の目が笑っている。

「どうしましたか?」

「えへへー。
なんか楽しいです。」

「顔に書いてありますよ。」

「えっ、そうですか。」

「今からしかつめらしい顔してもだめです。」

「えー(笑)」

歯を磨き終わって、口をすすぐ。
麻実の方に向きなおって、
腰に手を回し、軽くキス。

眼を閉じてそれを受け入れ、
私の身体に腕をまわしてくる彼女。
すっかり恋人同士の甘い雰囲気だ。

これはこれで楽しいが、
これ以上恋愛的な雰囲気を深めてはいけない。
結局、最後につらい思いをさせてしまう。

唇を離し、
少し素っ気ない素振りでバスルームを出る。

逢瀬用のお道具袋を漁り、
底に埋もれていた衣装を引っ張り出す。
まだ封も切っていなかったが、
値札だけは剥がした。

バスルームで待っていた麻実に、
袋ごと手渡して言う。

「これを着て、出ておいで。」

彼女が袋を開ける前に、
バスルームの扉をそっと閉めた。

麻実 初逢瀬(その12)

軽くシャワーを浴び、
髪を上げてバスルームから出てきた麻実の姿は、
最初の緊張もすっかり解けて、
健康的な色気を存分に発散している。

そんな姿を密かに愛でながら、
別の欲求を満たすことにする。

「おかえりなさい。
さ、食べましょう。」

「わぁ、美味しそうです。
シャワー浴びてる時に、
お腹が鳴っちゃいました。」

地元から持参してきた地ビールを
グラスでシェアして、乾杯。

と、目の前で一気にグラスをほとんど空にする。

「ぷはぁーっ
ちょっと苦いですけどおいしいですね。」

「美味しそうに飲むねぇ。
これはエールだから少し苦味は強いけど、
口にあったようでなにより。」

いい飲みっぷりに、旺盛な食欲。
屈託のない笑顔と、他愛のない会話。
結局、1時間半ほどの時間を夕食と歓談で過ごした。

その会話の中で、
麻実がコスプレが好きだということを知る。
それを聴いて、逢瀬の道具袋の中に、
買ったらかしのあるコスプレ衣装が入っているのを思いだした。

ほどよく夕食もお開きの雰囲気になってきたところで、
麻実にプレイの続きを切り出す。

「さて、続きをしますか?」

「あ、はい…
…お願いします。」

「実はですね、たまたまですが、
秘蔵の衣装を持ってきてるんですよ。」

「え、ほんとですか?!
着てみたいです!
わー! どんなのですか!?」

「ずいぶん食いつきがいいですね。
それじゃ、また後でね。」

そう言って、身支度を整えるのために、
バスルームに入った。

麻実 初逢瀬(その11)

顔を首に擦り寄せて甘えてくる麻実の髪を
指で梳いたり撫でたりしながら、行為の余韻を楽しむ。
いつのまにか、彼女の呼吸のリズムが、
規則的なものになっていることに気がついた。

シーツをかけなおして、
寝入ってしまった麻実を起こさないよう、
私も静かに過ごす。

そうこうしているうちに、
私も意識を失ってしまったようだ。

麻実が寝がえりで目が覚めた。
彼女の邪魔をしないように、
首の下から腕を抜き、
ベッドをそっと抜け出す。

初秋の日が落ちるのは早い。
山に囲まれたこの街ではなおさらだ。
カーテンの隙間から外を見ると、
夕日はすでに山の向こうに沈み、
残照の中に宵の明星が光っているのが見えた。

軽くシャワーを浴びて、
買っておいた夕食の準備を整える。

惣菜を並べ、お茶を冷蔵庫から出してきたところで、
麻実が目を覚ました。

「夕食にしましょう。
シャワー浴びてきてくださいませ。」

「あ、はい…
私、寝ちゃってたんですね。」

「かわいい寝顔でしたよ。」

「えっ…」

ベッドの上で起き上がった麻実に、
バスタオルを巻いて、立ちあがらせる。
少し脚元がおぼつかない彼女の腰に手を添えて、
そのままバスルームに送りこんだ。

麻実 初逢瀬(その10)

麻実の横に仰向けで寝転がる。

彼女は頭を私の肩に載せて、
身体を寄せてきた。

麻実の首の下に腕を通して、腰に手を回す。
すると、彼女は脚を絡めてきた。

「ジュンさん、
すーごく気持ちよかったです。」

「でも、イけなかったでしょう?」

「ええ… でも、満足です。
あんなにいっぱいしてもらえるなんて
思ってませんでした。」

「ちょっと、しつこくしすぎたかなと
心配してたのですが…」

「あれだけ気持ちよくしてもらえたら、
イケなくても十分ですよー」

「いやいや、当初の目的を、
いきなり諦めちゃいけませんよ?」

「えーと、はい(笑)」

そんなピロートークを楽しむ。

やはり一度身体を合わせることで、
ずいぶんと打ち解けてくれたようだ。

少し話が途切れると、
麻実は顔を擦り寄せて甘えてくる。
そんな彼女の髪をなでて、
好きに甘えさせることにした。

麻実 初逢瀬(その9)

ゆっくりと麻実の中に刺激が送り込み始める。
麻実の甘い吐息はすぐに嬌声に変わり、
遮光カーテンの隙間から
夕日が漏れるホテルの部屋に響く。

幸い、麻実の中の感度は申し分ない。
イけるかどうかはわからないが、
気持ちよく過ごしてくれることは
間違いないだろう。

痛くしないような滑らかな動きを心がけながら、
彼女の中を隈なく刺激する。

特に感じるという部分はない代わりに、
どこも満遍なく気持ちいいようだ。

麻実の限界を確かめるため、
上半身を起こした正常位のまま、
徐々に刺激を強めて行くことにした。

麻実の両手は私の腰に添えられている。

時折、彼女の胸や唇を、
指や口で弄びながら、
緩急をつけて中に刺激を送りつづける。

刺激を強めると、
それに合わせて麻実の声も高く響く。
しかし、ある程度から先に昇りきれず、
天井に張りついてしまうような感覚だ。

中での刺激する角度を変えながら、
何度か昇りつめさせようと試みるが、
最後の一線がどうしても越えられない。

そうこうしているうちに、
麻実の様子に少し疲れが見えてきた。

ここで深追いしてもこれ以上高まることはない。
徐々に刺激を弱めて、
行為に区切りをつけることにした。

麻実の一番奥に入ったまま動きを止め、
最初と同じように彼女に覆いかぶさり、
キスを交わす。

彼女の両腕が私の身体に
まわされるのを感じる。

キスしたまま麻実の髪を優しくなでてから、
彼女の上から身体を離した。

麻実 初逢瀬(その8)

指で膣内を探ってみようかとも思ったが、
麻実の場合、一度行為を完結させてしまった方が、
よりリラックスしてくれるだろう。
なにしろ時間はたっぷりある。

麻実の開かれた脚の間で、
コンドームを着ける。
その様子を彼女は潤んだ目で見ていた。

「はい。おまたせ。」

麻実の上に覆いかぶさり、
彼女の髪を撫でながら唇を合わせる。

麻実の両腕が背中にまわされるのを感じた。

肘で上半身を支えながら、
腰を浮かせて、麻実の潤いの中心に、
自分の怒張をあてがう。

「それじゃ、入りますよ。
痛かったら言ってくださいね。」

彼女がうなづくのを合図に、
ゆっくりと腰を前方に沈める。

表情を注意深く見守りながら腰を進めて行ったが、
麻実の中はあっさりと私の全長を受け入れた。
そのまましばらく動きを止める。

やがて、強く抱きついていた彼女の腕の力が、
少し緩んだ。

身体を起こし、私に根元まで貫かれている、
麻実の身体を見下ろす。

「痛くありませんか?」

麻実の眼を開き、こちらを見る。
そして、首を振って否定した。

「では、動きますよ。」

麻実は再び眼を閉じ、頷いた。

麻実 初逢瀬(その7)

麻実の唇から唇を離し、
首筋から胸元に舌を這わせて、
乳首を口に含む。

ひとしきり両の乳首を交互に口の中で弄び、
麻実の快感を高めていく。
彼女の吐息に、嬌声が混ざりはじめる。

内腿に掌を当てて脚を開くように合図を送る。
その合図に素直に従って脚を開く麻実。

乳首を口に含んだまま核心部分を軽く触れる。

「あっ…ん」

思った通り、麻実のひだはすっかり濡れて、
さらに快感を貪る準備を整えていた。

指先に彼女のぬめりをたっぷりと絡め、
肉のひだを優しくなぞる。

クチュクチュという湿った小さな音が、
麻実の嬌声に混ざって部屋の中に響く。

「あぁ… すごく気持ちいいです…」

「すごく濡れているね。
それにすごく淫らな表情をしているよ。」

「ぅん… はずかし…」

再び麻実の唇を唇でふさぐ。

すると彼女の手が私の怒張に伸びてきて、
おずおずと握った。

そのまま互いに快感の中核を刺激し合う。
徐々に刺激が強まっていき、
お互いに快感に負けないよう我慢比べになる。
当然、女性の方が分が悪い。

私のモノから手を離し、
両腕で抱きついてくる麻実。

そのまましばらく刺激を続けて、
彼女に快感を感じさせ、
唇と指先を同時に離した。

視線を合わせて、問いかける。

「ほしい?」

乱れた髪をそのままに麻実が頷いた。

麻実 初逢瀬(その6)

唇を離して、少し身体を起こし、
性感帯を外して指を麻実の身体に這わせながら
彼女の全裸姿を目で楽しむ。

最初は緊張して猫背気味の姿勢だったせいか、
あまり胸が大きな印象はなかったが、
その印象は大きく裏切られた。

おそらくEカップかFカップほどもあるだろう。
細身の身体に綺麗な形の見事な乳房が息づいていた。

筋肉質と形容する一歩手前の、
筋肉の上にほどよく皮下脂肪が乗った、
女性らしい身体のライン。

自分の男の部分が反応することをはっきりと自覚した。

秘部を覆う茂みは、
特に手入れをしていない様子だが、
この年齢の女性ならばよくあることだ。

「すごく綺麗な身体ですね。」

「え、そんなことないですよ…」

「いえ、綺麗でとても扇情的です。
ほら。」

麻実の手を取って、
すっかり怒張しているモノに触れさせる。

「あ…」

「麻実さんの姿を見ているだけで、
こんなになるくらいですからね。」

再び彼女の唇を唇でふさぎ、
より繊細なタッチで彼女の身体をまさぐる。

感じる部分を指先が通るたびに、
身もだえて吐息を洩らすようになった麻実。

指先は綺麗な胸の頂きを弄び、
やがて、快感の核心に近づいていく。

麻実 初逢瀬(その5)

ベッドに腰かけていた麻実の横に座り、
声をかける。

「おまたせしました。
心の準備はできましたか?」

「ええ、大丈夫です。」

私の目を見てはっきりと答える麻実。
少し上気した表情が印象的だ。

ゆっくりと会話の時間を取ったことで、
すっかり緊張もほぐれ、
疑似恋愛的な雰囲気を醸すことができたようだ。

彼女の綺麗なストレートの髪に手を触れ、
そのまま指先を滑らせて、白いうなじに手を回す。
これからされる行為を察した麻実が目を閉じた。

最初はごく軽く唇を合わせる。
ついばむように麻実の唇をはみ、
やがて少し開いた彼女の唇の間を、
舌先で刺激する。

互いに舌を絡ませる淫らなキスに発展するまで、
さほど時間はかからなかった。

唇を離して視線を交わす。
すっかり上気した頬と潤んだ瞳。

イかせることができるかは分からないが、
少なくとも麻実にとって
気持ちいいセックスができると確信した。

再び唇を貪り合うようなキスを交わしながら、
彼女の身体を覆っていたバスタオルをはぎ取る。

指先を麻実の身体に軽く這わせながら、
しばらくキスを続けた後、
彼女を仰向けにベッドに倒した。

麻実 初逢瀬(その4)

麻実がバスルームに姿を消した後、
部屋のセッティングを始める。

カーテンを引いて、
片方のベッドのブランケットを半分めくり、
ベッドサイドにコンドームとお道具を並べ、
照明を少し絞る。

そんな準備が済んで、
元の椅子に戻って待っていると、
シャワーの水音に混ざって、
麻実のハミングが聞こえてきた。

ずいぶん時間をかけて緊張をほぐしてきたが、
その甲斐があったようだ。

やがて水音が止まり、
バスタオルを身体に巻いた麻実が
バスルームから戻ってきた。

緊張で猫背気味だったせいか、
あまり認識していなかったが、
よく見るととてもグラマラスなお身体だ。

長い髪を上げてタオルでまとめたうなじからは、
何房かの遅れ毛が
たくらまざる色気が醸しあがっている。

「おかえりなさい。
ずいぶんご機嫌な様子でしたね。」

「あ… 聞こえてましたか。
なんだかちょっと楽しくなっちゃって。
よろしくお願いしますね。」

「それは嬉しいですね。
では、私もちょっと失礼します。
ちょっと待っててくださいな。」

内心に灯った欲望の火を隠しながら、
バスルームに入る。

はやる心を抑えながら、
ゆっくりとシャワーを浴び、
歯を念入りに磨いてから、
腰にバスタオルを巻いて
バスルームを出た。

麻実は準備を整えたのとは
別のベッドのベッドカバーの上に
ちょこんと腰掛けて待っていた。

麻実 初逢瀬(その3)

買い物袋を提げて駅前のホテル移動し、
チェックインを済ませる。
予約の段階でダブルルームが満室だったので、
今回はツインルームでの逢瀬となる。

一応、チェックイン時にダブルルームに
空きが出ていないか尋ねてみたが、
やはり空きはないとのこと。

初逢瀬であまり複雑なプレイに至ることは少ないが、
ノーマルなプレイであっても、
シングルベッドはかなりせせこましい。

鍵を受け取り、ホテルの部屋に入ったところ、
セミダブル幅のベッドが2つ並んでいた。

夕食にまだ早い時間だったので、
まだ熱いたこやきをつつきながらお茶の続き。

麻実とはすでにかなり長い時間話をしている。
すでに初対面の緊張はかなり解けて、
子供のような屈託ない笑顔を見せてくれるようになっていた。

人の耳を気にしなくてもよい環境になったので、
話題は徐々に核心に近づいていく。

「今回は、なぜお会いしようと思ったのですか?」

「あの、私、イってみたいんです。」

「ん? いただいたメールでは、
イったことがあるとおっしゃってませんでしたっけ?」

「前の彼氏とのHで、
『これってイったのかな?』ということはあったのですが、
はっきりしないままその彼とは別れてしまったので…」

「今の彼氏さんとはいかがですか?」

「彼のことは好きですけど、
そこまで気持ちよくならないです。
感じにくい体質なのかも。」

「そんなことはないと思います。
最初から感度がよい女性もたまにいますが、
麻実さん位のお年なら、
ほぼ相手の技術によりますよ。」

「え?そうなんですか?」

「そうなんです。
ただ、若い男性にそれを求めるのは
やや酷というものですよ。
彼氏さんを責めないでくださいな。」

「はい…」

「女性もイキ方を覚えれば、
イキやすくなります。
麻実さんの身体も
かなりいいところまで来てるようですから、
そちらが近道かもしれませんね。」

「そうなんですね。
そうなれるといいなぁ…」

まだ外は明るい時間帯だったが、
彼女にシャワーを促した。

乱交パーティ

先日TwitterのTLで気になるニュースを見かけたので、
忘れないうちに書いておこうと思う。

ニュースの中身を端的に書くと、
ある夫婦が乱交パーティを主催して人を集め、
本人たちも脱いでプレイしていたら、
警察が踏み込んできて公然わいせつ罪及びそのほう助で逮捕された、
ということだ。

ニュースには書かれていないが、
一般の参加者としてその場にいた者も、
警察が踏み込んだ瞬間に脱いでプレイをしていた者は、
逮捕はされないまでも、
同じく公然わいせつ罪で取り調べられていると思われる。
(理由は後述)

刑法上の公然わいせつ罪は、読んで字の通り、
「公然とわいせつな行為」をすると罰せられるということだ。

何を持ってわいせつとするかは、
色々と議論のあるところであるが、
全裸での性行為は鉄板の「わいせつな行為」であって、
今のところ議論の余地はない。

後は「公然」だが、
判例上は「不特定又は多数」の人の前で行うことを、
「公然」としているようだ。

この「又は」が曲者で、「不特定」と「多数」の
どちらかを満たせば「公然」ということになる。
つまり、例え仲間内であっても、
ある程度人の数が多くなれば「公然」になることを意味する。

このあたり、「公然」という言葉が持つ語感と、
法令上の意味がずれているところなので、
注意が必要だろう。

では、何人以上が「多数」なのかというと、
判例上は5,6人の辺りにボーダーがあるようだ。
つまり、今回のように参加人数が
主催者夫婦のほかに12人もいれば、
間違いなくアウトということになる。

なお、「ほう助」だが、
他人の犯罪を助けるという意味なので、
他人の犯罪があって初めて成立する罪である。

主催者が「ほう助」で取調べを受けているということは、
本件の場合の「他人の犯罪」、
すなわち一般参加者の公然わいせつ罪も
捜査の対象になっているということだ。

世の中にはグループセックス系の大人の遊びが色々とあるが、
法的にはかなりリスキーなものがほとんどだ。

いわゆるハプバーについても状況は同じで、
会員制を取ることで「不特定」ではないということにしているが、
「多数」の条件は、結構引っかかりそうな構造の店は多い。
(プレイルームが分かれていて、覗きにくいよう構造ならば、
かろうじてセーフかもしれない。)

許容されるのは、2組のカップルによる、
相互鑑賞やスワッピングぐらいまでということになる。

ただ、警察を責めるのも筋違いだ。
警察は法律で定められた犯罪行為を捜査するのが仕事であって、
犯罪が存在するという情報があれば、
自動的に捜査が始まるようになっている。

逆に、警察が恣意的に犯罪を目こぼしする方が
社会的にはおそろしい。

どうしても気に入らないという人は、
法改正の運動をするか、
最高裁まで性行為のわいせつ性を争うという道もある。

そこまでのコストをかけたくない人は、
せいぜい危うきに近寄らないように気をつけてほしい。
犯罪容疑者や前科者というレッテルは、
表の生活に重大な影響を及ぼすことは間違いないのだから。

なお、逮捕された人間が公務員だったので、
本件は全国ニュースになってしまっているが、
刑事事件はいずれ公開の裁判で裁かれるという前提があるので、
マスコミの扱いの大小についてはここでは触れないこととしたい。

麻実 初逢瀬(その2)

アイスティーを2つ頼み、
ガラス越しに駅の構内が見えるカウンター席に並んで座る。

初対面の場合、L字な配置がベストなのだが、
そういう形を取れる席がなかった。

改めて麻実の姿を見る。
緊張のせいで少し猫背気味だが、
浅田真央によく似たすっきりとした容姿の
かわいい女性だ。

まずは簡単な自己紹介から、
雑談を展開する。
オープンスペースということもあり、
性的な話題を振ることは避け、
緊張をほぐすことに注力する。

小1時間ほど他愛もない会話を続け、
国立大学の大学院生という才媛らしく、
大学の講義や学界発表の話題で、
ずいぶん楽しそうに話してくれるようになった。

グラスの中身が、氷が解けた水だけになった頃、
チェックインの時間を過ぎた。

「さて、そろそろ行きましょうか。」

「あ、はい…」

「と、その前に、晩御飯を買い出していきましょう。
お好きなものを選んでくださいな。」

「あ、はい!」

とたんに、嬉しそうな表情を見せる。
きっと食べるのが好きな女性なのだろう。

事前にお聞きしていた好物(たこやき)の
売り場につれて行くと、
嬉しそうに3人前を注文する。

そのほか栄養と味のバランスを考えながら、
駅ビルの惣菜屋でおかずを選び、
最後にヴィドフランスに戻って、
デザートと翌朝の朝食を買い込んだ。

麻実 初逢瀬(その1)

初秋というにはまだまだ残暑が厳しすぎる時期、
私は、新幹線が止まる、ある地方都市の駅にいた。

麻実(まみ)との待ち合わせは、
その駅のJR在来線の改札口。

私は、車で移動してきて、
駅前のシティホテルの駐車場に車を止め、
買い出しのためのお店を下見していた。

車での長距離移動の際は
最低1時間は余裕を見て動くようにしており、
結局、順調過ぎてずいぶん時間が余った。

麻実からは1時間ほど前に
その日の服装の連絡とともに、
「これから電車に乗ります。
予定通りです。」
とメールが来ている。

県内ということは事前に聞いていたが、
かなり遠くから来てくれるようだ。
確かにこの県は大きい。

ようやく待ち合わせ時刻となった。
改札口からは、ちょうど今到着した電車の乗客と思われる、
20人ほどの人々が吐き出されてくる。

麻実は23歳の大学院生。
そんな雰囲気の女性は1人しかいなかった。
見た目にも緊張している様子が伝わってくる。

一応、服装が合っていることも確認してから、
声をかける。

「こんにちは。ジュンです。
はじめまして。」

麻実は、こちらが照れくさくなるほど、
まっすぐに私の目を見てから、
少しだけ安心したような表情を見せてくれた。

「はじめまして。麻実です。
今日はよろしくお願いします。」

この反応を見て、
お断りはないと確信したが、
一応、確認は怠らない。

「私で大丈夫ですか?」

「はい…」

電車の到着時刻の関係で、
ホテルのチェックイン時刻までは
まだ少し時間があった。
もっとも、日曜の宿泊だったので、
頼めば入れないこともないと思うが、
フロントでまごつくのは格好が悪い。

緊張しきっている彼女を少しでもなごまそうと、
満面の笑顔を作って言った。

「それでは、最初はちょっとお茶でもしながら、
お話をお聞きしましょうか。」

改札口のすぐ隣にあった
ヴィドフランスに彼女を誘った。

女性がイクこと

最近、何人かの女性から、
同様のご質問を受けることが続いたので、
女性がイクことについての
男側の受け取り方について書いておこうと思う。

ご質問の趣旨は、
「イケない女性というのは、
男から見て魅力に欠けるか?」
ということだった。

それに対して私は、
「あまり気にする必要はない。」
とお答えしてきた。

大多数の男のセックスの目的は射精であって、
挿入しての行為はそのためのステップに過ぎない。
若い男性の場合はなおさらその傾向が強い。
その場合、挿入で女性がイクことは、
原理的に必須ではない要素となる。

一方、色々な統計はあるが、
挿入での刺激でイケない女性というのは、
かなりの割合に上る。
半数を超えているのは間違いないだろう。

また、「挿入でイケる」女性であっても、
毎回とイケるというわけではないようだ。
この辺りは、体調や心理状態等の影響を受けるし、
なによりお相手との相性の問題が大きい。

夫、恋人といった正当なパートナーとの
セックスのたびにイケる女性の割合は、
かなり低い(多く見積もっても2割位?)
のではないかと思う。

これは、今までお会いしてきた女性から
お聞きしてきた状況とよく合致する。

整理すると、
「女性を挿入でイカせたい男性は少数派」
「挿入でイケる女性も少数派」
ということになる。

イケない女性は多いが、
イかせたい男は少ないので、
そこにミスマッチは生じにくい。
少なくとも気持ちいいのであれば、
それでいいじゃないかという割り切りもできるだろう。

では、イケない女性が、
イかせたい男に出会ってしまった時はどうするか、
ということが問題になるが、
この場合、お相手に身体を任せてしまえばいいのだと思う。

少なくとも自分の射精を第一に考えている男よりは、
女性の性感を深めることに情熱を持っているだろうから、
イケるように色々と努力してくれるだろうし、
結果としてやっぱりイケないにしても、
より気持ちよく過ごすことはできると思う。

よって、冒頭に書いたような結論に至る。

もちろん、
「イクってどんな感じなんだろう
ぜひ体験してみたい。」
という純粋な好奇心には抗いがたいこともあるだろう。

そういうときには、
射精があまり好きではなくて、
女性をイかせることにこだわるという変態の存在を
思い出してほしい。(宣伝)

真琴 初逢瀬(その17終)

再び感度を高めて行く真琴。
嬌声が部屋に響き、
最後には絶叫に近い声が上がる。

こちらも真琴を最後まで導くため、
彼女の豊満な尻を強く掴み、
全力で刺激を送る。

肉がぶつかり合う音と、
真琴の叫び声が入り混じる。

そんな時間が刹那の間続いた後、
それまで意味をなしていなかった彼女の叫び声が、
急に意味を帯びる。

「中で! 中でイって下さい!」

残念ながら、とっさのことだったので、
私の方は対応できなかった。

真琴をイかせるためだけの刺激を、
彼女の深いところに連続してたたき込む。

「あああっ………っっ!」

真琴の肌がぱっと上気し、
同時に全身がこわばる。
刹那の後、彼女の身体から力が抜け、
そのまま斜め前に倒れ込んだ。



再びお茶が乗ったテーブルを囲む。

「イけましたね?」

「はい。」

私の体力的にぎりぎりだったが、
なんとか真琴の目的を達成することができた。

彼女のすっきりとした表情を見て、
私も安堵する。

「私にイッてほしいですか?」

「あ、いえ、もう満足というか…」

「いいんですよ。これは私の体質ですから。」

イキかたが深い女性の中には、
男のように賢者タイムがある人がいる。
真琴もそのタイプなのだろう。

「それじゃ、時間まで添い寝で過ごしますか。」

「はい。」

結局、デイユースプランの終了時間まで、
ベッドの上で真琴の身体に指を這わせながら、
ピロートークで過ごした。

待ち合わせた駅まで彼女を送りながら話す。

「今日のことをブログに書いてもいいですか?」

「いいですよ。楽しみにしてます。」

「…その時のタイトルなんですが、
『一期一会』と『初逢瀬』のどちらがいいですか?」

「…『初逢瀬』でお願いします。」

「ありがとう。そうします。」

次の逢瀬の機会は、意外と早く訪れた。

真琴 初逢瀬(その16)

手元の性戯の選択肢の中で、
真琴の感じるポイントを攻めることができるのは、
今のところ挿入しかない。

感じさせて濡らすためというより、
潤いを補うためのクンニを経て、
早々に挿入に移行することにした。

コンドームを着け、正常位で挿入する。

真琴の奥の感じ方は深く、
自制の効いていない嬌声を上げながら、
あっという間に快感に没頭していく。

先ほどまでの挿入でのプレイで、
少々の刺激ならば、
痛くすることはないと確信したので、
時間をかけて攻め上げて行くことにした。

真琴の脚を大きく開いて、肩に担ぎ、
下腹部をこじるようにして、
なるべく奥に当たるように攻める。

「ああっ! あーーーっ! あああっ!」

全力で腰を使って攻め込むが、
かなり快感が高まる様子はあるが、
天井に当たっている感じで、
イクには至らないようだ。

屈曲位には見切りをつけて、
体位を松場崩しに転換する。
こちらの方がさらに挿入が深くなるはずだ。

しかし、当たり所が変わったせいか、
真琴の感じ方が明らかに冷めた。
ここまで反応がビビッドだと、
こちらも対応しやすい。

そのままさらに彼女の身体を90度回転させ、
後背位に体位を変える。

真琴 初逢瀬(その15)

身体を離し、肌に少し縄跡が残る真琴に
バスタオルを渡す。

彼女の若さなのか、そこまで深く感じていないのかはわからないが、
感じている状態から素に戻るまでの時間が早い。

性的に気持ち良くなることは脳を酷使する。
シャワーを浴びて、
持ち込んでくれたプリンをいただくことにした。

プリンが定番の洋菓子屋の定番プリン。
元々美味しいが、今日は特に美味しく感じる。
黙々とあっという間に食べ終わってしまった。

「ごちそうさまでした。」

「早いですね(笑)」

「美味しいものほど早くなくなってしまいますね。
おっと、女体盛りにしようと思ってたのに、
すっかり忘れてました。」

「えー、そんなこと企んでたんですか。」

「ちょっと塩味が効いて、
スイーツが一層美味しくなるんですよ。」

「ホントですか?」

「個人の感想です。」

そんな他愛もない会話を交わしながら、
打ち解けた時間を過ごす。

ホテルのデイユースプランの
終了時刻まで残り2時間ほどになった。

「さて、続きをしましょうか。」

耽って過ごすのも好きだと聞いていたので、
さらなる行為に真正面から誘う。

「はい。」

真琴の腰に手を回し、
そろってベッドの上に居場所を移した。

真琴 初逢瀬(その14)

先ほどの最初の挿入で、
真琴の膣内には既に相当強い刺激を与えてしまっている。

これ以上はどこかで限界を超えて、
痛くしてしまうリスクがあるので、
あまり時間をかけたくなかった。

快感の高まりの踊り場を作って、
次の快感の踏み台にするような刺激は最小限にし、
純粋に真琴の性感を高めて行くだけの刺激を集中的に加える。

幸い、後ろからの体位では、
怒張がさらに深く彼女の中を抉り、
それがさらに強い快感を真琴に与えていることがうかがえる。
一番奥には痛みを感じる女性が多いが、
これは僥倖だ。

真琴の嬌声が広くないホテルの部屋に響き渡る。
明らかに廊下にまで漏れていると思うが、
気にせずに一気に攻め込むことにした。

後ろ手に拘束されて身動きができない真琴。
彼女の尻を掴む手に力を込めて、
自分の下腹部に強く打ち付ける。
何度も、何度も。
肉が肉を打つ音と真琴の声が入り交る。

刹那の小休止をはさんで、
何度かそんな刺激を繰り返す。

やがて、真琴の白い肌がさっと上気し、
そして、彼女の身体から力が抜けるのを感じた。

しばらく動きを止めて、
真琴の膣の中の動きを感じる。

ある確信を得て、
真琴の中に入ったまま、
彼女を拘束していたロープを解いた。

真琴 初逢瀬(その13)

膝を立てたまま、
上半身をベッドに投げだす真琴。
ピロートークのままの明るい照明の下で
白く丸い尻が揺れる。

柔らかい肌に指を這わせながら、
脚を少し開かせて、
無毛の秘部をむき出しにしている
あられもない姿を目に刻む。

ロープをかけられただけで、
何かを期待していたのか、
すでに濡れている真琴の秘部に唇を寄せる。

彼女の秘部はすでに十分に潤っていたが、
あえて指摘せずに、丹念に濡らす。

女性器の周囲まで、
唾液と愛液を混ざったぬめりを
舌を使ってたっぷりと塗り込んでから、
ゆっくりとコンドームを着けた。

「いきますよ。」

頷く真琴。

張りのいい豊かな尻を掴み、
真琴のぬめりの中心に
自分の怒張を当てがう。

そのままゆっくりと、
ただワンストロークで、
彼女の中に完全に固くなった
ペニスを突き立てた。

「あっ、ああっ! あっ…」

その動きに合わせて、
真琴が声を上げる。

一番奥まで貫かれた真琴の中は、
本人が意識しないままに、
再び蠢きはじめた。

強力な締めつけを感じながら、
怒張をゆっくりとこじり、
彼女の一番奥の感覚を堪能する。

やはりこの体位の方が、
彼女の感じる部分に届きやすいことを確認し、
最初はソフトに、ゆっくりと、
刺激を送りこむことを始めた。

真琴 初逢瀬(その12)

ベッドの上で、真琴の肌理の細かい
白い肌を撫でながら、ピロートークを再開する。

ようやく緊張もほぐれたのか、
色々なことを話してくれた。

生い立ちのこと。
自分のM性のこと。
緊縛を受けた時のこと。

彼女のスマートホンに保存されていた、
緊縛されている映像を見せてもらう。

飾り縄をふんだんに使った、
いかにも緊縛師らしい緊縛。
色白で肉感的な真琴の身体に、
赤褐色の縄がよく映えていた。

「ちょっと縛られてみますか?」

そんな言葉が口から出ていた。

「いいですよ。」

提案をあっさり受け入れる真琴。

緊縛師のようなスキルも道具もないが、
10mの黒い綿ロープ1本で、
シンプルに後高手小手縛りで
彼女の身体を束縛していく。

お世辞にも手際が良いとは言えないが、
素材の良さに救われて、
なかなかの出来栄えに仕上がったように思う。

「縄の映える身体だね。」

唇を重ね、
縄で縊り出された乳房を弄んだあとで、
真琴の身体を前に倒した。

真琴 初逢瀬(その11)

じゅぶじゅぶと湿った音がホテルの部屋に響く。
怒張しきった男のモノを喉の奥まで収めての
濃厚なフェラチオ。

女性にとって相当きついであろうその行為を
真琴は自ら止めようとはしなかった。

頃合いを見て、
真琴の頭に掌でポンポンと合図を送る。

それを機に顔を上げ、
照れたような笑顔を見せる真琴。
口の端から涎が垂れている。
そのまま抱き寄せて唇を重ねた。

「ありがとう。すごく気持ちよかった。」

お茶で口の中をさっぱりしてもらってから、
ピロートークを再開する。

「すごいフェラだった。正直、驚きました。」

「え? フェラってああいうものじゃないんですか?」

そんなことはない。絶対に。

「いやいやいや、真琴さん。
プロ顔負けのすごいテクニックでしたよ。
生涯のフェラ経験の中でも
2番目に気持ちいいくらい。」

「でも、1番じゃないんですね。」

「お1人だけ、この重症遅漏患者を
イかせそうになった女性がいましたから。」

「イけそうではなかったんですか?」

「私は、イけるツボがすごく狭いんだと思います。
でも、頭がぼーっとするほど気持ちよかったですよ。」

このフェラチオで、
これまでのお相手の男たちを
軒並み撃墜してきたであろう真琴は、
ちょっと釈然としない様子だった。

真琴 初逢瀬(その10)

ベッドの上で真琴とのピロートークが続いていた。

「ジュンさんは、どうしてイカないんですか。」

「先天的に感覚が鈍いのかもしれませんね。
でも、気持ちいいのは気持ちいいんですよ。
それが射精に直結してないというだけです。
イこうと思えば、ちゃんとイけます。」

「へー。
じゃあ、今日は私の身体でイってくださいね。」

「嬉しいお言葉ですね。
それでは、逢瀬の時間の尽きる直前に
イクことにしましょう。」

「はーい。
でも、イってほしかったなぁ。」

「体質みたいなものですから、
あまり気にしないでくださいな。」

ここで、少しいたずら心を起こす。

「上のお口でチャレンジしますか?」

「え?
あ、はい…」

僥倖だ。
コンドームを外して、
ヘッドボードを背に座り直す。
真琴に私の脚を跨がせて、
フェラチオの体勢を作った。

「!?」

私の上に真琴の頭がかぶさってきた直後、
伝わってくる感覚に驚かされた。

いきなり喉の一番奥まで私のモノを飲み込む。
イラマチオと呼ばれる行為ですら、
そこまでは挿れることを躊躇するような深さだ。

ペニスの根元まで完全に口の中に収め、
唾液をたっぷりと絡めて、
じゅぶじゅぶと音を立てながら、
とても濃厚な刺激を加えてくる真琴。

同時に、喉の奥の狭まりに亀頭をはさむようにして、
断続的に締めつけてくる。

真琴の髪を撫でながら、
いつしか、その類まれなフェラチオの技を
満喫していた。

真琴 初逢瀬(その9)

噴き出した汗が真琴の身体に落ちないように、
身体を離す。

挿入の際に、ここまで全力で女性を攻めたことは、
本当に久しぶりだった。

「喉、乾きましたか?」

「大丈夫です。」

「それじゃ、ちょっと失礼して。」

息も継がずにお茶を2杯飲み干す。

そして、少しの敗北感を感じながら、
一応、確認の質問をする。

「イケましたか?」

ちょっと困った顔をする真琴。

「…ですよね。」

「あ、でも、こんなに長い時間攻めてもらったのは、
最近の記憶にないかも。気持ちよかったです。」

「自覚はないと思いますが、
真琴さんのお身体は、すごい名器なんです。」

「え? そんなことないですよー。」

「ほめてるわけではないんです。
真琴さんにとっては、むしろ良くないことかもしれません。
今までお相手した男性で、
長く攻めてくれた人はいましたか?」

「…いいえ。」

「私も多くの女性をお相手してきましたが、
真琴さんの中の気持ちよさは、
トップ3に入るくらいです。
今までの男性は、ほぼ数分で達してませんでしたか?」

「そういえば、そうかもしれません。」

「それが、真琴さんが最近イケなくなった原因だと思います。」

「え、そうなんですか?」

「おそらく、ここ1、2年で真琴さんの身体が成熟するときに、
膣内の括約筋もぐっと発達したんだと思います。
平均的な同年代の男性が
真琴さんが満足するまで攻められるとは
到底思えません。」

「そうなんだ…」

真琴 初逢瀬(その8)

真琴の中は断続的に蠢いて、
私のモノを強く締めつけ、
コンドームを着けていないのかと錯覚するほど、
生々しい内壁の感触を伝えてくる。

真琴の様子が落ち着くのを待って、尋ねる。

「痛い?」

首を振って否定する彼女。
とはいえ、経験上、
かなり深く入っている感覚があるので、
慎重に進めるに越したことはない。

真琴の中の感覚をじっくり味わったのち、
ゆっくりと刺激を始める。

まずは、感じる部分を探り出すことに専念する。
怒張しているモノを色々な角度で、
真琴の中に当てて行く。

指で刺激しているときに感じたとおり、
やはり奥に行くほど感じ方が深い。

ここまで奥の部分を刺激するのは、
痛がられることが多いので、
時折、痛みがないか確認しながら、
慎重に刺激を強めて行く。

そのはずだったのだが、
奥を刺激した時の真琴の感じる様に促されるように、
歯止めなく刺激を強くしていくことになった。

「あっ、ああっ、あーっ、ああーっ!」

ホテルの廊下に響くような大きな声を上げる真琴。
その声に誘われるように、
さらに奥へ、さらに強い刺激を送りこむ。

いつしか、額から汗が流れ、
彼女の一番奥の部分を全力で犯していた。

私の持久力の限界と、
垂れてくる汗をバスタオルで拭うのとで、
ときおり刺激を緩めながらも、
断続的に最大限の強さと激しさで
真琴の中を繰り返し抉る。

行為の激しさに応じて声を上げ、
上りつめようとする真琴。

そんなことを何度か繰り返したが、
結局、天井を破れないまま、
汗だくになって、私の体力が尽きた。
プロフィール

斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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