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真琴 初逢瀬(その15)

身体を離し、肌に少し縄跡が残る真琴に
バスタオルを渡す。

彼女の若さなのか、そこまで深く感じていないのかはわからないが、
感じている状態から素に戻るまでの時間が早い。

性的に気持ち良くなることは脳を酷使する。
シャワーを浴びて、
持ち込んでくれたプリンをいただくことにした。

プリンが定番の洋菓子屋の定番プリン。
元々美味しいが、今日は特に美味しく感じる。
黙々とあっという間に食べ終わってしまった。

「ごちそうさまでした。」

「早いですね(笑)」

「美味しいものほど早くなくなってしまいますね。
おっと、女体盛りにしようと思ってたのに、
すっかり忘れてました。」

「えー、そんなこと企んでたんですか。」

「ちょっと塩味が効いて、
スイーツが一層美味しくなるんですよ。」

「ホントですか?」

「個人の感想です。」

そんな他愛もない会話を交わしながら、
打ち解けた時間を過ごす。

ホテルのデイユースプランの
終了時刻まで残り2時間ほどになった。

「さて、続きをしましょうか。」

耽って過ごすのも好きだと聞いていたので、
さらなる行為に真正面から誘う。

「はい。」

真琴の腰に手を回し、
そろってベッドの上に居場所を移した。

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斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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