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伊緒里 再会(その19終)

テーブルの上を片付けて、
伊緒里と一緒に歯を磨き、
ベッドに裸で潜り込む。

照明をごく暗くして、
彼女に肩を貸して添い寝の体勢を作った。
顔と身体をすり寄せてくる伊緒里。

「おやすみなさい」

「はい、おやすみなさい」

背中をぽんぽんとゆっくりと軽くたたきながら、
夜の挨拶を交わす。
そのままプレイに至ることなく眠りに落ちた。

午前1時頃に目を覚まし、
伊緒理の身体を軽くまさぐる。
夢うつつに反応する彼女と
短い時間だけやさしくプレイ。

身体を離すとそのまま寝入ってしまう伊緒里。
私は、なんとか眠りに引き込まれることなく、
帰るための身支度を整える。

チェックアウトをお願いする、
簡単な置手紙を残し、
ホテルの部屋を出た。
会計を済まして帰宅する。

数日後の夜、伊緒理からメールが届いた。

仕事がとても忙しくて、
すぐに連絡できなかったことを詫びる
言葉から始まる少し長いメールには、
心身を受け止めてもらえたことへの感想と
「新しい自分になるきっかけ」への
感謝がつづられていた。

私からの簡単な返信には、
返事が返ってくることはなかったが、
それでいいのだと思う。

伊緒里 再会(その18)

スイーツをいただきながら、
伊緒里と今のプレイをレビューする。

「ジュンさんのこと、
せっかく攻めようと思ったのになぁ。」

伊緒里がおどけて、
唇を尖らせて言う。

「今日は私がホスト役ですから、
観念して、もてなされてくださいな。」

「それにしても相変わらず、
ジュンさんイかないですね。」

「夜は長いですからね。
何度もイけるほど体力ありませんし…」

「そういう謙遜は厭味に聞こえますよ(笑)」

「ただの事実ですってば(笑)」

「…でも、来てよかったです。」

「ん?」

「セックスがまた楽しめるようになぁって、
しみじみと実感できました。」

「それはなによりです。
私の側から見ても、
ごく普通に感じてましたよ?」

「そうなれるまで、
ほんとに大変だったんですから。」

「そうでしたね。
…おかえりなさい。」

「ありがとうございます。」

そう言って、2人で笑った。

談笑しているうちに、
時計が午後11時半をまわる。

今回の逢瀬に向けた伊緒里の目的は、
すでに十分果たされた。
ここからは、純粋に楽しめばいい。

「…さて、そろそろ休みますか。」

「はい。」

伊緒里 再会(その17)

伊緒里の様子が落ち着いたタイミングで、
眠ってしまわないように声をかける。

「喉が渇きましたか?」

「…はい。」

「お茶にしましょうか。」

「…シャワー浴びてきていいですか?」

「どうぞ。気を付けてね。」

ベッドサイドに放置してあったバスタオルを手に取り、
少し足元が覚束ない様子の彼女を
バスルームのまでエスコートする。

シャワーの水音が聞こえてくる中で、
バスタオルを腰に巻いて、
乱れたベッドをざっと整え、
テーブルにお茶と、
彼女が持ち込んでくれていた茶菓子を用意した。

さすがに私も少し疲れたのか、
椅子に座ってボーっとしていると、
伊緒里がバスルームから姿を現した。

「おかえりなさい。
一休みしましょう。」

「あ、ありがとうございます。」

彼女がテーブルにつく。

「おつかれさま。
いただきます。」

そう言いながら、
なぜかお茶のコップを合わせて、
その行為のおかしさを互いに笑う。

プレイの前の伊緒里の表情に、
少し泣き顔が残っていたのが、
今は屈託のない笑顔になっていた。

伊緒里 再会(その16)

それから後は、
伊緒里の体力が尽きて身体を離すまで、
彼女にプレイの主導権を渡さなかった。

1時間半ほどに及ぶ挿入でのプレイで、
あらゆる角度から伊緒里の身体を貪る。
騎乗位、対面側位、対面側位、松葉崩し…

少し空調の温度が高かったこともあり、
最後の方には額から汗が流れるほど、
プレイに没頭した。

伊緒里は、イクことはなかった。
しかし、緩急をつけながら、
快感の天井に貼りつくような状態を長く作る。

彼女の腰を掴み、後ろから
強く、深く、長い時間にわたって、
一番奥の部分に刺激を送り続ける、

「あっ、あっ、ああっ、あぁーーっ、あっ!」

ひときわ大きな伊緒里の嬌声が、
夜更けのホテルの部屋に響いた。

刺激がひと段落し、彼女の腰から手を離すと、
そのまま斜め前に倒れ込んでしまう。

潮時を感じて、私も伊緒里の背中側に身体を横たえ、
後ろから優しく抱擁する。

そのまま、眠ってしまわないように気をつけながら、
彼女の様子が落ち着くのを待った。

伊緒里 再会(その15)

伊緒里は、私の身体に跨り直して、
おずおずと膝立ちで前に進めた。
少し身体を前傾させて、
手で私の怒張を掴み、自分の中心部にあてがう。

コンドーム越しに彼女の襞の間が、
十分に潤っている様子が伝わってくる。

「…ゆっくりね。」

伊緒里の目を見て、そう促した。

彼女は目を閉じて、ゆっくりと腰を沈める。
2度ほど腰を浮かせて、
私のモノに愛液をなじませると、
伊緒里の蜜壺が私自信を根元まで飲み込んだ。

「んんっ…」

そのまま身体を起こして
私の上で腰を使おうとする彼女を制する。
彼女の身体を引きよせて、
私の上に覆いかぶさるような体勢を取らせた。

ここからは私が責めていこう。

伊緒里の両ひざを内側に引き寄せて、
彼女の腰の位置を少し高くし、
私が腰を使えるだけのスペースを作る。

伊緒里の腰を正面から両手で掴み、
ゆっくりと下から突き上げた。
プロフィール

斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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