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テーブルの上を片付けて、
伊緒里と一緒に歯を磨き、
ベッドに裸で潜り込む。
照明をごく暗くして、
彼女に肩を貸して添い寝の体勢を作った。
顔と身体をすり寄せてくる伊緒里。
「おやすみなさい」
「はい、おやすみなさい」
背中をぽんぽんとゆっくりと軽くたたきながら、
夜の挨拶を交わす。
そのままプレイに至ることなく眠りに落ちた。
午前1時頃に目を覚まし、
伊緒理の身体を軽くまさぐる。
夢うつつに反応する彼女と
短い時間だけやさしくプレイ。
身体を離すとそのまま寝入ってしまう伊緒里。
私は、なんとか眠りに引き込まれることなく、
帰るための身支度を整える。
チェックアウトをお願いする、
簡単な置手紙を残し、
ホテルの部屋を出た。
会計を済まして帰宅する。
数日後の夜、伊緒理からメールが届いた。
仕事がとても忙しくて、
すぐに連絡できなかったことを詫びる
言葉から始まる少し長いメールには、
心身を受け止めてもらえたことへの感想と
「新しい自分になるきっかけ」への
感謝がつづられていた。
私からの簡単な返信には、
返事が返ってくることはなかったが、
それでいいのだと思う。