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麻実 初逢瀬(その12)

軽くシャワーを浴び、
髪を上げてバスルームから出てきた麻実の姿は、
最初の緊張もすっかり解けて、
健康的な色気を存分に発散している。

そんな姿を密かに愛でながら、
別の欲求を満たすことにする。

「おかえりなさい。
さ、食べましょう。」

「わぁ、美味しそうです。
シャワー浴びてる時に、
お腹が鳴っちゃいました。」

地元から持参してきた地ビールを
グラスでシェアして、乾杯。

と、目の前で一気にグラスをほとんど空にする。

「ぷはぁーっ
ちょっと苦いですけどおいしいですね。」

「美味しそうに飲むねぇ。
これはエールだから少し苦味は強いけど、
口にあったようでなにより。」

いい飲みっぷりに、旺盛な食欲。
屈託のない笑顔と、他愛のない会話。
結局、1時間半ほどの時間を夕食と歓談で過ごした。

その会話の中で、
麻実がコスプレが好きだということを知る。
それを聴いて、逢瀬の道具袋の中に、
買ったらかしのあるコスプレ衣装が入っているのを思いだした。

ほどよく夕食もお開きの雰囲気になってきたところで、
麻実にプレイの続きを切り出す。

「さて、続きをしますか?」

「あ、はい…
…お願いします。」

「実はですね、たまたまですが、
秘蔵の衣装を持ってきてるんですよ。」

「え、ほんとですか?!
着てみたいです!
わー! どんなのですか!?」

「ずいぶん食いつきがいいですね。
それじゃ、また後でね。」

そう言って、身支度を整えるのために、
バスルームに入った。

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斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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