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麻実 初逢瀬(その18)

鏡の前からベッドに移ってからは、
ひたすら挿入で耽る展開となった。

肉がぶつかり合う音と、
麻実の嬌声が混ざり合って、
夜のホテルの部屋に響く。

いつしかバドワイザーチューブドレスも脱ぎ捨てて、
全裸で濃密に絡み合う時間が流れた。
上になり、下になり、
攻めて、攻められて。

しかし、彼女がイクことはなかった。
相当に刺激の強さという点ではかなり攻め込んだが、
天井を突き当たっている。

次第に深まってる感じはあったが、
さすがに少し疲れが見えてきたので、
それ以上の深追いはせず、
夜のティータイムにすることにした。

最初に夜食用に買い出しておいた
スイーツを並べ、温かいお茶を入れて、
テーブルを囲む。

夕食時は、椅子を90度の角度で並べていたが、
麻実は椅子を私の隣に動かしてきて、
身体をぴったり寄せてくる。

「えへへ。」

すっかり恋人同士の雰囲気だ。
その空気に水を差さないように注意しながら、
努めてあっさり目に応対する。

「麻実さんは、なかなか手ごわいですね。」

「え、そうですか?
でも、どんどん気持ちよくなってます。
昔の、イったかな?
という時のことを思い出してきましたよー」

「お、そうですか。
かなり耽っちゃいましたけど、
痛くなったりしてませんか?」

「ちょっとフワフワしてますけど、
まだ大丈夫ですよ。」

「…はは、それはお強い。」

そんな雑談を交わしながら
夜のスイーツを平らげる。

情事のあとの甘いものは美味しい。
深く感じるという行為は、
脳を酷使するのだろう。

彼女から立ち上るラブラブな空気を、
程よく受けて、程よく受け流しながら、
心地のいい時間を過ごす。

お腹が満たされたせいか、
少し眠そうな表情を見せる麻実。
そんな様子を見て切り出した。

「それじゃ、シャワーを浴び直して、
本格的に休みますか。」

「はーい。」

麻実のスイーツが少し残ってたので、
私が先にバスルームに向かった。

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斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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