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麻実 初逢瀬(その8)

指で膣内を探ってみようかとも思ったが、
麻実の場合、一度行為を完結させてしまった方が、
よりリラックスしてくれるだろう。
なにしろ時間はたっぷりある。

麻実の開かれた脚の間で、
コンドームを着ける。
その様子を彼女は潤んだ目で見ていた。

「はい。おまたせ。」

麻実の上に覆いかぶさり、
彼女の髪を撫でながら唇を合わせる。

麻実の両腕が背中にまわされるのを感じた。

肘で上半身を支えながら、
腰を浮かせて、麻実の潤いの中心に、
自分の怒張をあてがう。

「それじゃ、入りますよ。
痛かったら言ってくださいね。」

彼女がうなづくのを合図に、
ゆっくりと腰を前方に沈める。

表情を注意深く見守りながら腰を進めて行ったが、
麻実の中はあっさりと私の全長を受け入れた。
そのまましばらく動きを止める。

やがて、強く抱きついていた彼女の腕の力が、
少し緩んだ。

身体を起こし、私に根元まで貫かれている、
麻実の身体を見下ろす。

「痛くありませんか?」

麻実の眼を開き、こちらを見る。
そして、首を振って否定した。

「では、動きますよ。」

麻実は再び眼を閉じ、頷いた。

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斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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