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真琴 初逢瀬(その10)

ベッドの上で真琴とのピロートークが続いていた。

「ジュンさんは、どうしてイカないんですか。」

「先天的に感覚が鈍いのかもしれませんね。
でも、気持ちいいのは気持ちいいんですよ。
それが射精に直結してないというだけです。
イこうと思えば、ちゃんとイけます。」

「へー。
じゃあ、今日は私の身体でイってくださいね。」

「嬉しいお言葉ですね。
それでは、逢瀬の時間の尽きる直前に
イクことにしましょう。」

「はーい。
でも、イってほしかったなぁ。」

「体質みたいなものですから、
あまり気にしないでくださいな。」

ここで、少しいたずら心を起こす。

「上のお口でチャレンジしますか?」

「え?
あ、はい…」

僥倖だ。
コンドームを外して、
ヘッドボードを背に座り直す。
真琴に私の脚を跨がせて、
フェラチオの体勢を作った。

「!?」

私の上に真琴の頭がかぶさってきた直後、
伝わってくる感覚に驚かされた。

いきなり喉の一番奥まで私のモノを飲み込む。
イラマチオと呼ばれる行為ですら、
そこまでは挿れることを躊躇するような深さだ。

ペニスの根元まで完全に口の中に収め、
唾液をたっぷりと絡めて、
じゅぶじゅぶと音を立てながら、
とても濃厚な刺激を加えてくる真琴。

同時に、喉の奥の狭まりに亀頭をはさむようにして、
断続的に締めつけてくる。

真琴の髪を撫でながら、
いつしか、その類まれなフェラチオの技を
満喫していた。

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斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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