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美樹 一期一会(その5)

美樹の手を取って立ち上がらせ、
彼女のバスタオルもはぎ取る。

ほどよいサイズの形のいい胸と、
薄い脂肪の下に浮き出た腹筋、
その下の控えめな茂みが、
夜景の光に映える。

ふたたび濃厚に唇と舌をひとしきり絡めてから、
美樹の身体を持ち上げた。

「えっ…」

いきなりのお姫様だっこに少し驚く彼女。

「軽いね。」

コツさえつかめば、
少々豊満な女性であっても、
さほど難しくない。
ましてや小柄な美樹なら、
余裕を持って抱えたまま運べる。

テーブルを避けてベッドサイドまで歩き、
彼女の身体をシーツの上にそっと横たえた。

そのまま美樹に覆いかぶさって
舌を絡めながら、右手を彼女の身体に這わせる。

フェラで自らスイッチを入れてしまったのか、
こちらのタッチに敏感に反応する美樹。
茂みの下の裂け目に指を伸ばすと、
そこはすっかり濡れていた。

クンニに移ろうと、唇を離す。
しかし、彼女には別の思惑があった。

怒張したままの私のモノをしっかりと握る美樹の手。
これでは、彼女の脚の間に移動することはできない。
仕方なくそのまま、指で美樹の濡れた部分の刺激を続ける。

彼女の乳首を口に含み、舌でころがしながら、
クリトリスから膣口にかけて、緩急をつけて指先でなぞる。

美樹が快感に没頭していくにつれ、
私のモノを握る彼女の指に力がこもる。

少し痛みを感じるほどになったので、
美樹への刺激をいったん止めた。

モノを握らせたまま彼女の上にまたがり、
もう一度耳元でやさしく問いかけた。

「もう、ほしいんだね?」

美樹 一期一会(その4)

細くて少し冷たい指が絡まるのを感じる。
やがて、先端が温かく湿った感触に包まれた。

美樹の行為を邪魔しないよう、
彼女の頭に軽く掌を添える。

少し時間をかけて、
全体に唾液をなじませ終わり、
美樹は、一瞬視線をこちらに向けてから、
本格的にペニスを口で刺激し始めた。

夜景を背景に、湿った音を立てて、
頭を前後に大きく動かす彼女。
舌は、常に男性器の敏感な部分に絡まり、
指は、根元の部分を強く刺激する。

完全に男をイかせるためのフェラチオ。

幸か不幸か私は遅漏気味なので、
少々の刺激ではイってしまうことはない。
ただ、私からはまだろくに愛撫もしていないのに、
美樹が、ここまで責め込んでくる意図を計りかねた。

するがままにさせておくが、
流れ込んでくる快感に
圧倒されてしまいそうになる。

ひとしきりの濃厚な行為のあと、
美樹が、口を離して一息入れた時に、
逆襲を試みた。

「ほしいの?」

腰をかがめて、彼女の耳元で囁く。
行為の続きを求められなかったのが意外だったのか、
一瞬の躊躇の後、
美樹は、表情を変えないままぶっきらぼうに答えた。

「ほしい。」

美樹 一期一会(その3)

シャワーの水音が止んで、
美樹がバスルームから姿を現した。

バスタオル1枚の姿は、
彼女の整ったプロポーションを隠しきれず、
扇情的な色気を放っている。

「夜景が綺麗ですよ。」

と、美樹を誘った。
大きな窓のそばに来た彼女の隣に立ち、
そっとその細い腰に手を回す。

もっと固い反応をされるのではないかと恐れていたが、
指で軽くボディラインをなぞると、
美樹の腰がくすぐったそうに揺れた。

「それじゃ、私もシャワー浴びてきます。
ちょっと待っててください。」

さっさとシャワーを浴び、
歯を磨いてマウスウォッシュを使い、
バスタオルを腰に巻いて、
バスルームから出る。

美樹は、まだ窓際にたたずんで、
夜景を眺めていた。

「何を見ているんですか。」

彼女の後ろから腰に手を添えて話しかける。
美樹はそれには答えず、身体をこちらに向けた。

一瞬、挑むような視線で私の目を見て、
そのまますっと目を閉じる。

彼女の意図を理解し、唇を重ねる。
最初は軽く浅く、やがて濃密な唇と舌のやり取りへ。
二人の手が互いの身体をまさぐる。

美樹の手によって、
私が腰に巻いていたバスタオルははぎ取られ、
濃厚なキスで怒張したモノが露わになった。

彼女はそれを軽く握って、唇を離す。
そして、いたずらっぽい視線を一瞬こちらに向けたあと、
私の足元に跪いた。

美樹 一期一会(その2)

ホテルのチェックインを済ませ、
部屋に向かうエレベータで二人きりになる。

無表情で黙っている美樹が気になるが、
こうしてホテルの部屋に向かっているということは、
少なくとも嫌ではないのだろう。

部屋に入り、上着と靴を脱いで、
テーブルを囲む。

少しアルコールを飲みたいということだったので、
軽くて甘いお酒とちょっとしたつまみを並べ、
腰を据えて話を聞くことにした。

しかし、色々と話を振るが、
なかなか会話がはずまない。

半時間ほど話題探しに悪戦苦闘して、
唯一盛り上がったのは、
キャンペーンガールとして派遣されたイベントでの、
カメラ小僧やカメラ親父の悪行についての愚痴。

ここに書くのははばかられるほどの、
罵詈雑言をたっぷりと聞かされる。

黙っていられるよりはいいかと思い、
笑顔で相槌をうっていると、唐突に美樹が言った。

「シャワー浴びてきていいですか?」

このまま気まずい雰囲気のままだったら、
どうしようかと途方に暮れていたので、
彼女の申し出は渡りに舟だ。

「どうぞごゆっくり。」

バスルームに消える美樹にハンガーを手渡し、
部屋の準備にとりかかる。

部屋の照明を極力落として、カーテンを開く。
22階からの夜景は、
目の前のターミナル駅に
ひっきりなしに電車が発着する
ダイナミックなものだ。

ベッドカバーをまくり、
サイドテーブルの上に定番の道具を並べて、
準備を終えた。

美樹 一期一会(その1)

性感について真剣な悩みの抱えている女性は多い。
これまでお相手してきた女性の概ね7割は、
お悩み系とでも言うべき、そのような女性だった。

残りの3割はというと、Hが好きで単純にHを楽しみたい、
という率直な願望をお持ちの女性達だ。
「女性の性感の追求」なる看板を掲げている以上、
人並み以上のHができると期待して、
コンタクトしてきてくれる。

ある意味、こちらにプレッシャーのかかるお相手ではあるが、
それを理由にお断りするほど無欲でもない。
普段のHの相手には不自由していないだけあって、
世間一般的な視線で、レベルの高い容姿の女性が多い。

今回会うことになった美樹も、
そんなタイプの女性だった。

彼女は、待ち合わせの時間に10分近く遅れてやってきた。
少し前に、遅れる旨のメールをもらってはいたので、
すっぽかしの不安はなかったが、
このタイプの女性にしては律義な方だ。

現れたのは小柄ながら
メリハリの付いたプロポーションの、
勝気なメイクが印象的な女性。

常に男の視線を意識しながら、
オンナを満喫している雰囲気が伝わってくる。

「こんばんは。はじめまして。ジュンです。」

声をかけると、美樹はこちらを一瞥して、
特に表情を変えずに、目線をそらして素っ気なく答える。

「あ、よろしく。」

これは、ごめんなさいパターンかと警戒して、
率直に切り込む。

「おっと、ご期待に沿えませんでしたか?」

「別に…」

彼女の答えは、予想とは異なっていた。
ただ、重ねて正面からたずねる。

「私が生理的に受け付けられなそうなら、
今、おっしゃってくださいね。」

「…ええと、移動しませんか?」

少し不機嫌そうな声で答える美樹。

「お茶にしますか?」

「ホテルでいいです。」

ぶっきらぼうで、かみ合わない会話だが、
ともかくもホテルに行くことは同意してくれたようだ。

彼女のテンションの低さの原因に考えを巡らせながら、
ホテルに向かって歩きはじめる。

美樹は、微妙な距離を保ちながら、
それでも離れることなく、
駅前の通りをはさんだホテルまでついてきた。
プロフィール

斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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