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遥 再会(その14)

遥のうなじに唇を沿わせたまま、
寝入ってしまったようだ。
幸い10分程の時間で我に返った。

遥をベッドに残して起き上がり、
シャワーでざっと汗とローション交じりの
彼女の愛液を流す。

身体を拭いてバスルームを出ると、
遥はまだ寝息を立てて、
ぐっすりと寝入っていた。

まだ時間はあるので、
しばらく寝かしておこう。

ベッドサイドの椅子に腰かける。
カバンにいつも入っている文庫本を開いて、
彼女が目を覚ますのを静かに待った。

カーテンの隙間から洩れていた夕日の色が消え、
色々なネオンの色が混ざった、
白っぽいわずかに薄明かりに変わる。
すっかり日が暮れたらしい。

逆算するとずいぶん長い時間、
プレイに耽っていたことになる。

せっかく高層ホテルの部屋を取ったので、
部屋の照明を完全に落とし、
カーテンを開けた。

日本でも有数の超高層ビル群が正面に、
眼下には世界でも最も乗降客が多い駅に
頻繁に発着する列車が見える。
立体的でダイナミックな夜景だ。

しばらく眺めていたが、ふと空腹を覚えた。
夕食の準備をしようと部屋の中を振りかえると、
すぐ後ろにバスタオルを身体に巻いた遥が立っていた。

「…おはようございます。」

少し驚いて変なことを口走ってしまう。

「ふふっ、おはようございます。
夜景、綺麗ですね。」

「ええ、つい見入ってました。
眠り姫が起きてきたのに気がつかないくらい。」

「すみません。
なんだか自分でも気がつかないうちに寝入ってました。」

「それだけ感じてくれたということですよ。
寝顔が拝見できて個人的には嬉しかったな。」

「口開けて寝てませんでしたか?」

「さぁ? どうでしたかね。」

「もう、ジュンさんの意地悪。」

遥の腰に手をまわし、
抱き寄せて唇を重ねる。

遥 再会(その13)


「あっ、あっ、あぁ…あ…ん、あぁっ…」

部屋に響く甘い嬌声。
快感に揺れる色白な肢体。
火照って適度に締めつけてくる核心。

いつしか遥を後ろから犯す行為に没頭していた。

時に激しく、時に焦らし、浅く、深く。
私の額からの汗が、彼女の背中に落ちる。

何度かの快感の山を越えた遥が、
上半身を支えきれなくなって、
ベッドの上に突っ伏した。

ふと我に帰る。
正常位で始めてから、
すでに結構な時間挿入を続けていた。
ちょっと攻めすぎてしまったか。

動きを徐々に緩め、
遥の一番奥に、数回の重い刺激を送りこんでから、
まだ硬度を保っている怒張を抜き去る。

刹那、彼女の体勢が崩れ、
そのまま横向きに倒れ込んだ。

その痴態を見下ろしながら、
腰に巻いていたタオルで汗をぬぐい、
そのまま遥の背中に身体を沿わせる。

快感と疲労と眠気の間で夢うつつな遥を、
後ろから軽く抱いて、時間を過ごす。

彼女の規則的な呼吸の音をきいていたら、
私も少しの時間まどろんでしまった。

遥 再会(その12)

遥の横顔を見ながら、
正常位よりも一段と深く入るようになった姿勢で、
彼女の中を慎重に掘り進む。

一番奥まで突きたてた時に、
一瞬表情が表情が曇る。

「痛いですか?」

「…痛くはないです。
今まで入ったことがないところまで
入ってきている感じがして…」

「わかりました。
ゆっくり動きますが、
痛かったら知らせてくださいね。」

ふたたび、極スローな抽送から、
中への刺激を始める。

すぐに、快感を受け止めるのに
没頭しはじめる遥。

上気した艶っぽい横顔と、
刺激を受け止めるために両手でシーツを掴みながら、
男の動きを受け止めて揺さぶられる裸体が、
私の劣情をさらに刺激する。

何度か快感の山を作ったところで、
遥の最初のご希望に応えることにした。

彼女の腰を掴んで、ぐっと持ち上げる。
そのまま、うつぶせの方向に遥の身体を回転させ、
四つん這いの姿勢を取らせた。

「遥さん、お待たせしました。
バックで責めて差し上げますね。」

「…はい、あっ…」

当たるところが変わったせいか、
ほとんど動いていないにもかかわらず、
遥が甘い声を上げる。

脚を大きく開いて、
白くて丸い尻を突き上げた姿勢が、
なんとも扇情的だ。

綺麗な背中のラインが、
快感に悶えて揺らめく。

一旦、怒張がほとんど露出するほど腰を引く。

「あぁっ…」

切なそうな声を上げる遥。
数秒焦らしたのち、ゆっくり、しかし躊躇なく、
一番奥まで彼女の秘部を貫く。

「ああーーっ…」

そのビビッドな反応に満足しながら、
再び遥の中を存分に弄ぶ楽しい作業に没頭する。

遥 再会(その11)

少し驚いたが、遥は目を閉じて、
自分の内側からの感覚を受け止めている。

今あえて、涙の意味をたずねる必要はなさそうだ。
ゆっくりと刺激を始めることにしよう。

「動きますよ。」

「…はい。」

怒張の全長を使って、
ごくゆっくりとした抽送を始める。

ゆっくりとした動きゆえに、
複雑な感覚を生み出しているようで、
私の腰に添えられた遥の両手や身体が
ぴくぴくと反応をする。

やがて、甘い嬌声が彼女の口から漏れ始めた。

できるかぎりの動きのバリエーションを使い、
遥の内側を刺激する。
落しつけ、こじり、抉り、突き、震わせる。

それぞれの動きに多様な反応を見せる遥だが、
総じて敏感に感じている。

痛みを快感は紙一重だ。
内側に痛みを感じていた女性の、
内側の感覚は総じて鋭いものだ。

正常位での動きのバリエーションを
徐々に刺激を強めながら二巡させたところで、
遥は快感に没頭している状態になった。

ここからは自分も楽しむことにしよう。

状態を完全に起こして、
大きく開いていた彼女の片方の脚を伸ばし、
その上を跨ぐ。
そして、もう一方の脚の足首をつかみ、
遥の身体を横に倒した。

いわゆる松場崩しの体位を作る。
角度が変わった彼女の痴態は、
新鮮な劣情を私に中に呼び起こした。

遥 再会(その10)

前回の逢瀬の経験から、
少々のことでは痛がらせることはないと確信していたが、
ポーズとしては慎重に腰を進める。

遥の入口には少し狭さを感じるが、
厚みを感じるほどのローションの量と、
彼女自身の潤いもあって、
完全に勃起している私のモノも、
スムーズに遥の中を掘り進んでいく。

2、3回腰を引いて折り返しただけで、
ほどなく全長が彼女の中に納まった。

「…っふぅ」

それを感じた彼女が息を吐く。
肘で腕を支えながら遥に覆いかぶさり、
軽く唇を合わせてからたずねる。

「痛くありませんか?」

「…ええ…大丈夫です。」

「動きますよ?」

「あ、もうちょっとこのままでいてください…」

大丈夫だと思っていたが、
実は痛いのではないかと思いなおし、
少し身体を引く。

「あっ…もう一度奥まで…」

「大丈夫ですか?」

頷く遥。

「入ってるところを感じていたいんです。
ああっ…」

改めて腰を一番奥まで進め、
そこでしばらく留まる。
遥の両腕が私の身体に巻かれ、
ぎゅっと抱きしめられた。

時間にして数十秒だろうか、
遥の腕の力が抜けたので、
上半身を起こして彼女の表情を見る。

目元に光るものが見えた。
プロフィール

斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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