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梓 初逢瀬(その14)

ねっとりと舌を絡める濃厚なキス。
すっかり男の本能を刺激された私は、
唇を離し、梓(あずさ)の手を引いてベッドに移る。

そのまま彼女のバスタオルをはぎ取り、
自らのバスタオルも脱ぎ捨てる。

目を閉じて、
なすがままになっている梓の上に覆いかぶさり、
再び彼女の唇を奪う。

自然に私の背中に手を回す梓。
その感覚がさらに私の男を駆り立てる。

唇を離し、怒張を彼女に握らせて言う。

「時間もありませんから、
手短にいきますよ?」

「…はい、お願いします。」

そっと彼女の秘部をまさぐる。
そこは、すでに十分に潤っていた。
他愛もない雑談の途中から、
ずっと期待していたのだろう。

そのまま挿入してしまってもよかったが、
敢えて怒張を握らせたまま、
ソフトに梓のひだを指でなぞる。

彼女の泉からすくい取った愛液を、
クリトリスからひだ全体になじませていく。

やがて、梓の顔から感情が消え、
快感に没頭している表情に変わる。

残り15分。

そろそろ頃合いと見て、
彼女の脚の間に割って入る。
梓の頬に手を添えて、
彼女が目を開くのを待った。

梓の瞳ににっこりとほほ笑みかける。
微かにうなずく彼女。

私のモノを握り続けていた、
梓の手を優しくほどき、
コンドームを着ける。

そして、キスをしながら、
彼女のひだの中心に当てがい、
徐々に力を込めた。

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斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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