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梓(あずさ)と唇を重ねる。
唇をついばみ、舌で軽く唇に触れ、
ついには舌を絡め合う濃厚なキスに。
唇を離して、彼女のセルフレームの眼鏡を外す。
プレイに巻き込まれないように、
ベッドのサイドテーブルに置いて、
梓の方を再び振り返った。
かなり度の強い近視用のレンズだったようで、
ふたまわりほど小さく見えていた目が、元の大きさに戻ると、
ずいぶん印象が変わることに気がついた。
眼鏡を外すとかわいい女性なんて
ダサいメガネしか売ってなかった時代の、
少女マンガのネタかと思っていたが、
21世紀の現代にも時折発生する事象のようだ。
一層の気合いをこめて、再び濃厚なキスを交わす。
緊張で強張っていた梓の身体から、
少しずつ力が抜けて行くのを感じ、
バスタオルの上から、
ボディラインをソフトになぞる。
腰から背中へ。
脇から下腹部へ。
膝から内腿へ。
感じやすい身体のようで、
指が触れる場所に合わせて、
ピクっピクっと反応する。
やがて、唇の間から、
少し甘い吐息が漏れ出したのを感じ、
梓を包んでいたバスタオルを取り払った。