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弥生が持ち込んでくれた
美味しいチョコケーキを食べ、
他愛もない雑談をしながら、
お茶で一服する。
そんなまったりとした空気が流れ始めたところで、
弥生が思い出したように切り出した。
「今日は、もう一度抱いてくださいね。」
「あれ?
今日来た目的は、もう果たされたんじゃありませんか。」
「いいえ。
私、後になるほど気持ちよくなるみたいなんです。
なので、今日は、もう一度してもらうつもりです。」
「言い切りましたね。」
「ええ。」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫です。」
そこまで言ってくれている女性を袖にするのは、
遊び人の沽券にかかわる。
「じゃあ、次はどうやって抱きましょうか?」
「お任せします。」
「ほんとにお任せでいいんですね?」
「…お任せでいいです。」
弥生の手を取って、
ベッドにいざなう。
お任せといっても、
始まりはオーソドックスなものになった。