上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
私の目を正面から見つめて、弥生が答える。
「ジュンさんは前回、
最後に抱いてくれませんでしたよね。」
「ええ。」
「そういうことです。」
そう言って視線を逸らす。
そんな仕草ひとつとっても、
大人の女としての長足の進歩を感じさせた。
両手を軽く挙げて降参のポーズを作り、
彼女をシャワーに促す。
バスルームに消える弥生を見送り、
部屋の準備を整える。
ダブルルームが満室で、
ツインルームになってしまったので、
ベッドが狭いのが気になるが、
弥生相手にアクロバティックな体位もなかろうと思い直した。
やがて水音が止まり、
彼女がバスルームから出てきた。
てっきり、今回もまた、
バスタオルの下に下着をつけて
出てくるかと思っていたのだが、
その予想はいい方に裏切られる。
背中に大きな蝶の刺繍があしらわれた
シースルーの紺のベビードール。
同じ生地で繊細な刺繍を凝らしたショーツからは、
弥生の控えめなアンダーヘアが透けて見える。
おそらく口を開けたバカみたいな表情で、
彼女の姿をしばらく見ていたのだろう。
「…はずかしいので、
そんなにじろじろ見ないでください。」
弥生にたしなめられる。
「ああ、すみません。
あまりのセクシーさに気を失ってました。
では、私も浴びてきますね。」
そう言い訳して、
そそくさとバスルームに逃げこんだ。