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美樹 一期一会(その8)

美樹と唇と舌を絡めながら、
あることを確かめるために指を伸ばす。

くちゅ…

音を立てるほどに濡れそぼっている
美樹の女の部分。

彼女のスイッチが入っていることを確信して、
唇を離し、あえて意地悪に美樹に尋ねる。

「どうしてほしいのかな?」

「わかってるくせに…
…早く…欲しい」

「どんなふうに?」

そう問いかけて、身体を離す。

美樹は、そのままうつ伏せになり、
形のいい尻を高く持ち上げて、
少し脚を開いた。

明るい照明の下で、
すでにぬめりをまとった彼女のひだが、
呼吸に合わせて息づいているのがよく見える。

「はずかしい格好だね。
このまま挿れてほしいんだ?」

「…早く」

返事の代わりに、
美樹の右の尻をポンポンと叩いた。

コンドームを手にとり、
ベッドから降りて、ベッドサイドの椅子に座る。

少し離れた所から、
彼女のあられもない姿を堪能し、
ゆっくりと準備を整えた。

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斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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