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遥がシャワーを浴びる水音が響いている間に、
乱れたベッドの上を整え、照明を少し明るくして、
窓の遮光カーテンを開けた。
いつのまにか日が落ちて、
ほぼ夜景となった都会の景色が広がる。
やがて水音が止まり、
髪を上げてバスタオルを巻いた彼女が、
バスルームから姿を現した。
「おかえりなさい。」
と、おどけて遥をテーブルのそばの椅子に招く。
先ほどまでの行為で上気した肌と
緊張が解けて穏やかな表情が、
彼女の印象を一層あでやかなものにしていた。
「なんだか、さっきまであんなことをしてたのが、
嘘みたいです。」
「それ以前に、遥さんと私は、今日初めて会ったんですよ?」
「あ、そういえばそうですね(笑) ほんと不思議。」
「少しは楽しんでもらえましたか?」
「うまく言えないのですが、
知ってるHと全然違ったのでびっくりしました。」
「どう違いました?」
「痛くないのと…
あと、身体の奥の方が不思議な感じです。」
「痛くなくなれば、
だんだんと気持ちよくなってくるものですよ。
あとは、プライベートでいいHをたくさんすることです。」
そんな雑談をしばらく続ける。
あらゆる仕草が控えめながら、
よく笑う綺麗な女性との会話は楽しい。
ようやくアルコールも少し抜けてきた。
デイユースプランの終了時刻まで
2時間ほどになったところで、
遥を再び行為に誘った。