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腰のストロークの大きさはそのままで、
速度だけを落とし、
やがて、遥の一番奥に入った状態で動きを止める。
これ以上続けても、
快感が深まることはないだろうという判断と、
痛くしてしまわないようにという配慮、
そして、いつになく大量のアルコールの影響下にある
私自身の持続力の限界もあった。
動きを止め、中に入ったまま、
遥の呼吸が整うのを待つ。
コンドームが外れないように
萎えきってしまう前に身体を離した。
遥の身体にバスタオルをかけ、
ベッドサイドの椅子に移って、
彼女が起き出すのを待つ。
「大丈夫でしたか?」
ようやくベッドの上に
身体を起こした遥に問いかける。
「はい、大丈夫です。」
意外と気丈な声が返ってきた。
コップに注いだお茶を渡す。
「なんというか… 今までのHとは全然違ったのですが、
うまく言葉が見つかりません。」
お茶を半分飲んで、彼女は言った。
「あの… シャワー浴びてきてもいいですか。」
下半身がローションまみれなのに気づいたようだ。
遥の手を取って、バスルームまで案内する。
彼女の横顔からは、ようやく少し穏やかな表情が垣間見えた。
「足元に気を付けてね。」
そういって、扉を閉めた。