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予約してあった、
駅近くのホテルのダブルルームにチェックインし、
上着や靴を脱いで、
お茶を乗せたテーブルを囲んで座る。
弥生は、30歳。
身長165cmくらいで、
ウエストの細さが際立ったスリムな体型。
切れ長の目が勝気な雰囲気を作っている。
極力リラックスしてほしいと思うが、
背筋を伸ばし、膝をぴったりとそろえて座る弥生の姿からは、
緊張が痛いほどに伝わってきた。
お茶を勧めながら、
まずはじっくりと話を聴くことにする。
時事ネタ等で緊張をほぐし、
冗談に笑顔で反応してくれるようになった頃を見計らい、
核心に近づいていく。
「今回はどうしてお会いしようと思ったんですか?」
弥生は少し躊躇した後で、答えた。
「私、Hが気持ちよくないんです。
気持ちよくないというより、辛いくらいで…」
これまでの経験人数は2人。
Hの回数は数えるほど。
初めての時から、あまり丁寧に扱ってもらえなかったよう。
「でも、せっかくオンナに生まれたのだから、
Hの良さを少しでも知りたくて。
イケるようになったらいいなと思います。」
少し様子がわかってきたので、
今のところの見通しを話す。
「弥生さんには、絶対的な経験が不足していると思います。
今日は、精一杯気持ちよさを感じてもらえるようにはしますが、
それはあくまできっかけに過ぎません。
イケるようになるまでには、
少なくとも数カ月単位の時間がかかると思いますよ。」
少し神妙な顔で話を聴いていた弥生が、
意を決したようにうなづいた。
「わかりました。よろしくお願いします。」