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「ごゆっくり」
バスルームに消える遥に声をかけて、
部屋の準備のために立ち上がる。
やはりかなり飲み過ぎてしまったようだ。
平衡感覚が少しおかしい。
すっかり飲み会の跡の様相を呈しているテーブルを片づけ、
ベッド脇に道具を並べ、ベッドカバーをはがして、
照明を少し落とす。
動くとアルコールがさらに回ってきて辛い。
これは本格的に失敗したかもしれない。
ともかくも水分をたくさん補給して、
彼女が少しでもゆっくりと
シャワーを浴びてくれるのを期待する。
残念ながら、遥はごく常識的な時間で
シャワーから上がってきた。
バスタオル1枚の姿の彼女。
本来なら、歯の浮くような褒め言葉のひとつでも
投げかけるところだが、今はあまり余裕がない。
努めて素面の笑顔を作り、
遥の二の腕に軽く触れながら言った。
「それでは、少し待っててください。」
洗面台に張った熱いお湯でローションを温めながら、
少し時間をかけてシャワーを浴びる。
今後の展開を考える。
自分の身体の状態を考えると、
挿入でのパフォーマンスは期待できない。
話を聴く限り、幸か不幸か、
彼女の身体は十分に開発されているわけではなさそうだ。
口と指でなんとか間をつないでいこう。
そこまで考えて、シャワーから上がる。
ローションも程よく温まっていた。