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アルコールが少し入り、
馬鹿話とエロ話を交えながらの会話で、
遥の緊張もほぐれてきたと思っていたので、
彼女の反応は予想外だった。
「もう少し、お話ししててもいいですか?」
0.8秒くらいでずっこけた心をたてなおし、
ポーカーフェイスで答える。
「いいですよ。今日は、とことん飲みましょう。」
遥は、飲んでも顔色が全く変わらない。
ビールは500mlを3缶用意していたのだが、
あっという間に空になって、
追加のビールを買い出しに行く羽目になった。
これはお断りパターンかと危惧していたが、
だんだんと楽しそうに笑えるようになってきた彼女を見て、
人見知りが人一倍強いんだろうなと思いなおした。
遥もずいぶん自分のことを話してくれた。
IT系の本業の傍ら、
銀座のクラブでホステスのアルバイトをしていること。
人に勧められて豊胸手術をしたこと。
セックスは膣の入口が痛くてつらいこと。
幸い時間はたっぷりとあったので、
こちらからはアプローチせずに、
話したいだけ話させることにした。
しかし、さすがは銀座のホステスさんだけあって、
ビールを注ぎ足すタイミングが絶妙だ。
セーブしようとしても結構な量を飲んでしまう。
私はアルコールがそのまま硬度と持続力に影響する体質なのだが、
3時間が経過する頃には、
2人で3リットル近いビールを飲んでしまっていた。
さすがにちょっと飲み過ぎたと後悔し始めた頃、
遥が唐突に言った。
「シャワー浴びてきます。」