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特に急ぎもせず、焦らしもせず、
自分のペースでシャワーを浴び、
歯を磨き、リステリンで口をゆすぐ。
バスタオルを腰に巻いて、
バスルームから部屋に戻ると、
智早はベッドの上で、
シーツに包まっていた。
ベッドに腰掛けて、彼女に声をかける。
「お待たせしました。
…寒いですか?」
智早が上半身を起こして答える。
「大丈夫です」
といいながら、シーツは放さない。
やはり少し肌寒いのだろう。
ベッドサイドのコントローラで、
強・中・弱の切り替えしかない空調を、
一段階上げる。
ふと、彼女と目が合う。
ともすると、気まずくなってしまうような瞬間だが、
智早はにっこりと笑顔を返してくれた。
その笑顔に応えるように、
彼女の腰に手を回し、
目を閉じて、唇を重ねる。
智早の手が私の背中に回されたのを感じながら、
長いキスを堪能した。