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智早 初逢瀬(その4)

智早がシャワールームに姿を消したところで、
部屋の準備を整える。

春の暖かい日差しが差し込んでいた窓の
遮光カーテンを閉め、
ベッドカバーをはがす。

ベッドサイドに道具を並べる。
コンドーム、ローション、綿ロープ、
そしてスティックローター。

空調の温度を少し高めに調整して、
照明を暗くし、彼女が戻ってくるのを待った。

やがてバスルームからの水音が止み、
しばらくの身支度の物音の後で、
バスタオルを身体に巻いた智早が、
荷物と服を抱えて現れた。

着やせするタイプだったのか、
メリハリの利いたプロポーションが、
バスタオルの上からでもよくわかる。

ロングの髪をタオルで巻上げていて、
上気したうなじにかかる後れ毛が
なんともセクシーだ。

「おっと、これはなかなか目の毒なお姿ですね」

「…うん、もう。
ジュンさん、目がいやらしいですよ(笑」

「よく言われます。
それじゃ、私も失礼しますね。
楽にしていてくださいな」

そういって、今度は私がバスルームに篭った。

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斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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