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伊緒里 再会(その13)

這わせた指先に敏感に反応する伊緒里。
性的欲求が高まっている寝起きの状況と相まって、
寝ぼけた頭で、そのままプレイに移ろうと思った。

身体を起こした彼女の形のいい胸に手を伸ばす。
その先端の突起に掌を這わせると、
伊緒里が手でそれを制した。

「…嫌ですか?」

首を振って否定する彼女。

「今度は私が…」

グループセックス界隈では、
プレイ内容もギブアンドテイクの意識がある。
しかし、今日は彼女に気持ちよく過ごしてもらうだけでいい。

「今日は『お返し』は必要ありませんよ?」

「いえ、私がしてみたいんです。」

伊緒里の様子に、なにか決意めいたものを感じた。
プレイ上はいつでも逆襲できる。
そう思い直して、素直に彼女に任せることにした。

「…わかりました。
それじゃ、お言葉に甘えましょう」

仰向けになって腕を下ろし、
スマイルを作って、目で彼女を促す。

今度は少し照れながら、唇を重ねてくる伊緒里。
目を閉じて、彼女のなすままに身体をゆだねる。

伊緒里の唇の濡れた感触が首筋から胸元へ、
やがて、すっかり屹立している怒張に
移っていくのを感じていた。

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斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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