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理津子 初逢瀬(その11)

次第に快感に没頭しはじめる理津子。
それに合わせて、彼女の中が強く反応し始めた。

最初から締りが強いと感じていたが、
とてもダイナミックに私の怒張を締めつけてくる。
こちらの動きに合わせて、
締め付けが変化するのがとても心地よい。

女性の内側のきつさと締りの強さはよく混同されるが、
はっきりと別のものだ。

きつさは、極端に経験の少ない女性によくあるもので、
膣内が固く柔軟性に欠ける状態による。
痛みが出やすく、中の性感も乏しいことが多いので、
男性側からはあまり嬉しい属性ではない。

締りの強さは、性的な経験というよりは、
骨盤底筋をはじめとする筋肉の発達によるところが大きい。
個人的な経験に基づくと、
立ち仕事の女性は締りが強いことが多い。

理津子の場合、性経験は少ないのだが、
きつさは感じない。
この辺りは、元々の体質もあるのだろう。
逆に、しっかりと締まりの強さを感じるのは、
和装で過ごす日々の立ち仕事の影響かもしれない。

いつしか、彼女の細やかな快感への反応と、
彼女が中から伝えてくる快感を楽しんでいた。

刺激の強さに緩急をつけながら、
正常位の範囲の中で微妙に体位を変化させ、
30分程の間、存分に理津子の身体を貪る。

刺激に対する彼女の反応が、
少し遅くなってきた。
そろそろ小休止の時間だろう。

体重をかけないように彼女の上に覆いかぶさり、
最低限の刺激を続けながら、耳元で囁く。

「…少し、休みますか?」

その問いかけには、反応がなかった。

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斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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