上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
愛美が絶頂の峠を越え、
ふもとまで下りてくるのを待って、
身体を離す。
彼女の横に寄りそって、
身体をソフトに撫でながら、
意識が戻ってくるのを待った。
何の工夫もないオーソドックスな
セックスになってしまったことに、
少し苦い思いがよぎる。
ふと気がつくと、
彼女の目から涙がこぼれている。
小さい嗚咽を漏らし始め、
本格的に泣き始めてしまった。
愛美に腕枕し、胸元を貸して、
彼女が自分で落ち着くのを待つ。
10分ほどもそのままに過ごしただろうか。
愛美は問わず語りに話し始めた。
Hが好きで結婚するまで
かなり奔放に遊んでいたこと。
子供が生まれてから、
濡れにくくなり、Hが辛かったこと。
もう気持ちいいHができない身体に
なってしまったのかもしれないと思っていたこと。
私の雰囲気が、結婚前に一番好きで
Hの相性がよかった男性と似ていること。
今日は何年かぶりによく濡れて、
気持ちいいHができたこと。
「子供が産まれてから初めてイケました。」
そう言って、
愛美は恥ずかしそうに目を伏せた。