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理津子 初逢瀬(その6)

理津子の身体を、
ゆっくりとベッドの上に倒す。
枕に頭が乗るように姿勢と方向を整えて、
彼女と視線を合わせた。

「不安、ですか?」

「少し…でも、大丈夫です。
触ってもらうのって、気持ちいいですね。」

「彼氏さんは、あまり触ってくれませんか?」

「『舐めて』って言われて、
口でするだけでしたから…」

「こんなに素敵なお身体を触らないなんて、
なんとももったいない。」

「ほんと、そうですよね。
あっ…」

理津子の言葉が終わる前に、
再び彼女の白い肌に指先を這わせる。

すぐに唇と舌を加勢させて、
彼女の快感を高めて行く。

指で探り、唇と舌で追う。
そんなことを繰り返して、
理津子の快感の核心に近づいていった。

逢瀬の中で、
初めて女性の核心に触れる瞬間はとても楽しみだ。
自分の愛撫の結果が如実に現れる。

ぴったりと閉じている、
形のいい彼女の襞の間に、
指を伝わせる。

「あっ…うん…あぁっ」

この反応ならば結果は明らかだ。
指先にたっぷりとした理津子のぬめりを感じた。

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斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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