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理津子 初逢瀬(その5)

隣で、理津子が少し身を固くするのがわかる。
ここでこちらが構えてしてしまうと、
彼女の緊張に拍車をかけてしまう。

動きを止めずに彼女の腰に手を回し、
もう一方の手で彼女の顎を持ち上げて唇をふさぐ。

理津子は少し驚いた様子を見せたが、
ついばむようなキスをゆっくりと続けるうちに、
身体から力が抜けていった。

長いキスの後で唇を離す。
彼女と視線を交わすと、
少しはにかんだ笑顔を見せてくれた。

再び唇を重ねると、
理津子も私の身体に手をまわしてくる。

今度は舌を絡めながら、
互いの身体をバスタオルの上からまさぐる。
これからの行為のための前戯のキスが続く。

首筋や肩と唇の間を何度か行き来しているうちに、
彼女の口から甘い吐息が漏れた。

その反応を感じて、
理津子の身体を覆っていたバスタオルをはぎ取る。

ほどよい大きさの綺麗な形のバストが露わになった。
脚の間の茂みは、肌の白さの割には濃い。

はずかしいのか、彼女の身体が少し緊張する。
その緊張を和らげるように、
正面から膝立ちになって、
理津子の体を抱きしめる。

そのまま彼女の背中を優しく撫でて、
緊張が和らぐのを待った。

そんなことを繰り返しながら、
ゆっくりと理津子の身体に指と唇と舌で触れていく。

やがて彼女の吐息が熱を帯び、
指先が肌を滑るたびに、
身をよじるようになった。

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斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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