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理津子 初逢瀬(その3)

夕食をほとんど食べ終えたが、
理津子との会話は続いている。

「彼氏さん、同僚ということは神職?」

「そうですよ。
本当は、神様にお仕えしないといけない
はずなんですけどね…」

「就職する時には、
純潔を守れとか言われるのですか?」

「常識で判断しろと言われました。」

「常識、ですか…
でも、神職の人に純潔を奪われてしまったわけですね。」

「そうなんです。」

「第三者的には、
そのシチュエーションは燃えますね(笑)」

「もう、笑い事じゃないんですよ(笑)
最初は結構真剣に悩んだんですから。」

「それは失礼しました。
それでは、神様にお仕えする理津子さんは、
今日は何をお望みですか?」

「…セックスしたいです。
抱いてください。」

「それでは、シャワーをどうぞ。」

「…はい。」

理津子は、素直にバスルームに姿を消した。

今の彼と付き合い始めるまでは、
性行為の経験はなかったとのこと。
つまり、ほとんど処女に近い。

しかし、セックスがしたいというのは、
頭で考えた興味というより、
身体が求めている感じが伝わってくる。

慎重に、かつオーソドックスに進めることを考えながら、
テーブルの上を片付けて、
部屋の準備を整えた。

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斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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