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幸帆 一期一会(その6)

結局、2人で2リットルほどのお酒を飲み、
夕食を食べつくして一息ついた。

「…さて、そろそろ始めましょうか?」

「はい。
…どうすればいいですか?」

「えっ、ああ…
まずはシャワーを浴びてきていただきましょうか。」

「はい!
幸帆、シャワーに行ってきます!」

「いってらっしゃい(笑)」

かなり酔っ払いのノリになっている。
幸帆は鼻歌を歌いながら、
バスルームに姿を消した。

かなりセーブしたつもりだったが、
それでも、立ちあがると少しふわっとする。
これは失敗したかもしれない。

シャワーの水音がしている間に、
夕食の後片づけをし、
ベッドカバーをはがして、
ベッドサイドテーブルにお道具を並べる。
照明を暗くして、彼女が出てくるのを待った。

しばらくして、幸帆が期待通りのバスタオル姿で、
バスルームから姿を現わす。

「わ、もうすっかり暗くしちゃったんですね。」

「ふふ。お待ちしておりましたよ、お嬢さん。」

「…ジュンさん、目がいやらしいですよ。」

「それはもう。素敵なお姿を拝見してますからね。
それじゃ、私もシャワー浴びてきます。」

「はい。待ってます。」

幸帆が、ベッドにもぐりこむのを見て、
私もバスルームにこもった。

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斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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