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遥 再会(その5)

遥がバスルームに姿を消したところで、
飲み会の跡を片付け、ベッドカバーをはがし、
カーテンを閉めて照明を落とす。

彼女からのリクエストは聞いたが、
最初は前回の復習として、
正常位で挿入することに決めていた。

リクエストへの応え方は、
遥の反応に応じて展開していこう。

やがてバスルームの水音が止まり、
遥がバスタオルを身体に巻いた姿で戻ってきた。

化粧をすっかり落としたすっぴんながら、
少し上気した表情が、
いわく言い難い色気を醸しあげている。

入れ替わりにバスルームに向かう途中で、
彼女の腰に手をまわして抱きとめ、
そのまま唇を重ねる。

遥は、驚いたり戸惑ったりする素振りを見せず、
その行為を自然に受け止めた。

唇を重ねたまま、
バスタオル越しにボディラインに指先を這わせる。
相変わらずの魅惑的なスタイルを指先で楽しむ。

と、ヒップの周りの感触が少し固い。
シャワー上がりに、パンティを履いてしまったらしい。
内心少し苦笑しながら、唇を離す。

彼女の目が少し潤み、
一層、男心をかきたてる表情になっていた。

「それじゃ、ちょっと待っててください。」

「…はい。」

遥は、そのままプレイに展開することを期待したのか、
刹那、すこし残念そうな表情を見せた。

彼女を優しくベッドの方に送り出し、
バスルームに入る。

少し焦らした方が展開が面白そうだと思いながら、
あまり焦らしすぎるのもよくないだろう。

ローションを洗面台で温めながら、
常識的な時間でシャワーを済ませた。

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斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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