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遥 再会(その6)

ほどよく暖まったローションを手に、
バスルームから出ると、
遥はベッドの上で布団にもぐりこんでいた。

空調の効きが少し強すぎたようだ。
エアコンの温度設定を1度高くしてから、
彼女が待つベッドに腰掛ける。

恥ずかしいのか、遥は反対側を向いていて、
表情が見えない。

「お待たせしました。」

その声に、肩をピクッとふるわせる彼女。
それでもこちらを向こうとはしない。

この状況からならば、
行動でほぐしていった方がいいだろう。

「…お邪魔しますよ。」

そう言いながら、布団をめくって、
遥の背中側に滑り込む。

彼女の首の下に腕を入れて、
後ろから抱き締める形になった。

遥の耳に唇を軽く当てる。
はっと息を止めて、身体を固くする彼女。

耳元で小声で囁く。

「寒くないですか?」

「…大丈夫…です。」

消え入りそうな声で応える遥。

彼女の気持ちをはっきりとHに切り替えた方がよさそうだ。
遥の口からそのことを言わせよう。
続けて、耳元で囁く。

「それじゃ、始めましょうか。」

「…はい…お願いします。」

その言葉をきっかけに、
遥の胸元にあえてストレートに手を伸ばした。

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斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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