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ほどよく暖まったローションを手に、
バスルームから出ると、
遥はベッドの上で布団にもぐりこんでいた。
空調の効きが少し強すぎたようだ。
エアコンの温度設定を1度高くしてから、
彼女が待つベッドに腰掛ける。
恥ずかしいのか、遥は反対側を向いていて、
表情が見えない。
「お待たせしました。」
その声に、肩をピクッとふるわせる彼女。
それでもこちらを向こうとはしない。
この状況からならば、
行動でほぐしていった方がいいだろう。
「…お邪魔しますよ。」
そう言いながら、布団をめくって、
遥の背中側に滑り込む。
彼女の首の下に腕を入れて、
後ろから抱き締める形になった。
遥の耳に唇を軽く当てる。
はっと息を止めて、身体を固くする彼女。
耳元で小声で囁く。
「寒くないですか?」
「…大丈夫…です。」
消え入りそうな声で応える遥。
彼女の気持ちをはっきりとHに切り替えた方がよさそうだ。
遥の口からそのことを言わせよう。
続けて、耳元で囁く。
「それじゃ、始めましょうか。」
「…はい…お願いします。」
その言葉をきっかけに、
遥の胸元にあえてストレートに手を伸ばした。