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怒涛のような愛美の話がようやく途切れ、
二人で無言でお茶を飲む。
といっても、変な緊張感が醸し上がるわけでもなく、
お互いに寛いだ雰囲気で、
その場の空気を楽しんでいる。
とはいえ、逢瀬の目的を忘れてはいけない。
もちろん、女性が十分に満足しているところを、
無理に襲うようなことはしない。
ただ、少なくとも時間のあるうちは
プレイに水を向けるべきだと考えている。
愛美の頬に手を伸ばす。
彼女の表情から目を離さずに、頬から耳にかけて軽く触れる。
幸い、愛美は嫌がるような表情は見せず、
目を閉じてちょっとくすぐったそうにしていた。
彼女から手を離すと、
愛美は私の目を正面から見て、
ちょっと微笑んだ。
その様子に自信を得て、
彼女を誘う。
「続きをしましょう。」
「…はい。」
愛美の手を取ってベッドに、と書きたいところだが、
歯を磨くために洗面台へ立った。
愛美も付いてきて、
結局一緒に歯を磨く。
なんとも色気のない展開だが、
口臭は自分ではまず気がつかないので、
いくら気にしても気にしすぎるということはない。
お互い、口がさっぱりしたところでベッドに戻り、
身体を並べて横たわった。