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愛美 再会(その3)

訳ありげなカップルが、
互いの存在を意図的に無視しながら
少し距離を取ってさまよう昼前のラブホテル街。

その中を、愛美と微妙な距離で保ちながら、
連れだって歩く。

あらかじめ目星を付けておいたホテルは、
空き室は多くないものの、
特に待たずに部屋に入ることができた。

窓のない部屋に入り、
まずはソファに腰を落ち着ける。

といっても、さっきまで
たっぷりと話をしていたばかりなので、
なんとなく話題に詰まりがちな
少し気恥ずかしい時間が流れた。

「…なんか、照れますね。」

「ラブホテルですもんね。
おお、ベッドサイドに鏡がありますね。
これは楽しみです。」

「えぇ…」

そう言って、目を伏せてしまう愛美。

このままジェントルに振舞っていても、
彼女の方も、もどかしいばかりだろう。
ここは少し強引にでも、
スイッチを入れてしまった方がいい。

そう判断して、愛美の身体を抱き寄せ、
顎を指先で持ち上げて、そのまま唇を重ねる。

一瞬身体を固くする様子が伝わってきたが、
舌先を合わせる頃には、
彼女の身体からすっと力が抜けて行くのがわかった。

唇を離して、愛美の表情をうかがう。
少し潤んだ瞳に、上気した頬。
前回も感じたことだが、
この瞬間の彼女の表情は、本当に色っぽい。

再び唇を重ねて、
愛美の身体に手を這わせながら、
今度は互いに舌を絡める。

しばらくそんな濃厚な時間を楽しんでから、
彼女にシャワーを促した。

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斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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