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麻実 初逢瀬(その23終)

麻実の身体から力が抜けたのを感じ、
こちらも徐々に刺激を弱め、動きを止める。

しばらくそのままで過ごしたのち、
コンドームの脱落を防ぐため、
萎え始める前に身体を離す。

始める前と同じように、
私の肩を枕にして、身を寄せてくる麻実。

「…イケました。」

「うん、よかった。」

そんなごく端的なやり取りの後、
夕方からの断続的なプレイに体力が尽きたのか、
そのまま寝入ってしまう麻実。

彼女の寝息に誘われて、
私もそのまま寝入ってしまった。

その後の記憶は今一つおぼろだが、
夜中と明け方にどちらともなく絡みあい、
同じ体位で、麻実を絶頂に導くことができた。

次に目が覚めたのは、
ホテルのチェックアウトまで
1時間半ほどのタイミングだった。

さすがにこの時間からのプレイは敢えてせず、
そっとベッドを抜け出してさっとシャワーを浴びる。
身支度を済ませてバスルームを出た。

カーテンを開けて、遅い朝の光の中、
コーヒーを淹れるためにポットで湯を沸かしながら、
前日に買い出しておいた朝食を準備する。
そこで麻実が目を覚ました。

麻実にシャワーを浴びてもらい、
テーブルを囲む。

「今回の目標は達成できましたか?」

「ええ!
どんどん気持ちよくなってきて驚きました。」

「それはなによりです。
きっと、これからますます気持ちよくなりますよ。」

「えへへ。すごく楽しみです。」

「彼氏さんと色々試していってくださいな。」

少し微妙な表情が彼女の顔をよぎった。
やはり、少し恋愛感情が生まれそうになっているようだ。
極力、さっぱりと素っ気なく過ごすことにした。

朝食を済ませて、彼女が身支度を整える。
私も部屋を片付け、チェックアウトの準備を整えた。

今日は1日時間があったので、
麻実を地元まで車で送ることにする。

1時間半ほどのドライブで、
日本海沿いの彼女の住む町の近くまで来た。
ちょうど昼時になったので、
ランチをご一緒する。
麻実のオススメのノドグロの煮付けは絶品だった。

「また、こっちに来られるときは、
連絡くださいね。」

彼女の自宅の近くのコンビニで車を止め、
麻実を降ろす間際に彼女が言う。
すこし切なそうな表情が気になったが、
努めて軽く明るい調子で応えた。

「また来ますよ。きっとね。
それじゃ、お元気で。
気を付けてね。」

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斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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