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口を半開きにして、
穏やか寝息を立てている弥生。
セックスの後に寝入ってしまった
女性の寝顔を見るのは好きだ。
彼女の寝姿を横目に、
持ち歩いていた文庫本を開いて時間を過ごす。
小1時間ほどたっただろうか。
前回の逢瀬で知った、
弥生の身支度にかかる時間を見越すと、
そろそろ起こした方がいいだろう。
布団をそっとはがして、横臥している彼女の
正面から向き合うように身体を横たえる。
乱れた髪を整えるように頭をなでていると、
弥生の目が開いて、
印象的な大きな瞳が私の目を正面からとらえた。
「おはようございます。」
かしこまった挨拶に、弥生が笑う。
「ふふ。おはようございます。ジュンさん。」
「よく眠ってましたね。」
「すっかり気を失ってました。
おどろきました。」
「さっきは痛くなかったですか?」
「バックって、すごいですね。
途中からよくわからなくなるくらいでした。」
「楽しんでくれたのなら何よりです。」
「癖になっちゃうかもしれません。」
「それはとてもいい癖です。
私も楽しませてもらいました。」
「え… ふふふ。」
そんな他愛もない会話を交わした後、
どちらからともなく唇を重ねる。