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暗い照明越しに時計を見ると午後10時半だった。
休む前にもう1回プレイするくらいだろうか。
そう思い、シャワーを促す。
「いえ、今日はこのままでいいです」
思いがけず、梓(あずさ)は動こうとしない。
「そうですか。
それじゃ私はちょっと浴びてきますね」
そう言って、ベッドを抜け出す。
バスルームでコンドームをはずし、
全身の汗を流す。
ついでに全身を洗って、
完全に就寝の準備を整えた。
もう一度歯を磨き、
マウスウオッシュで口をゆすいで、
ベッドに戻る。
梓はすでに目を閉じていた。
さすがに少し疲れたようだ。
彼女の邪魔をしないように、
横臥する彼女の背中側に身体をそっと滑り込ませ、
常夜灯を消した。
遮光カーテンは引いていないので、
窓から入る夜景の光で、
部屋の中はうっすらと明るい。
これくらいがちょうどいいだろう。
少し眠気を感じ、私も目を閉じた。