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伊緒里 再会(その9)

最初から長期戦の構えで、
伊緒里の秘部に唇と舌を這わせる。

時々淫らな湿った音を立てながら、
でも、大きな快感の波を敢えて作らないように、
彼女の火照った肉襞を舌先でゆっくりと弄ぶ。

「んっ… あっ… んんっ…」

伊緒里の甘い喘ぎ声が耳をくすぐる。

挿入のための前戯ではなく、
行為そのものが目的となるような
延々と続けるクンニは結構好きだ。

伊緒里の襞がすっかりと蕩ろけ、
自分自身の舌や唇との境界の感覚がぼやけてくるまで、
彼女の中核を責め続けた。

30分程の時間が過ぎ、
伊緒里の反応が少し鈍くなってきた。
明確なピークを作らないようにしていたが、
それでも少し疲れてきたのだろう。

彼女の脚の間から顔を上げて尋ねる。

「少し休みますか?」

返事が返ってくるまで、少し間があった。

「…あ、はい…
…でも、抱いて欲しいです。」

「大丈夫ですか?」

「ゆっくりお願いします…」

伊緒里の目を見て頷き、
サイドテーブルに置いたコンドームに手を伸ばした。

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斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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