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放心している理津子をベッドに残し、
ざっとシャワーを浴びる。
最後の行為の後、
私と女性のどちらが先にシャワーを浴びるかは、
悩ましいところだが、
時間がタイトな場合は、先に浴びてしまうことが多い。
男のシャワーなんて、ほんの2、3分程度だが、
時間のあるときは、
しばらく添い寝したあとで、
レディファーストを気取りたいものだ。
ベッドに戻ると、理津子が寝入りそうになっていた。
ここで寝入られてしまっては時間的に少々まずい。
少し強引に目を覚ましてもらって、
シャワーを促す。
彼女の衣服等も一緒にバスルームに持ち込んでもらい、
そのまま身支度してもらうことにした。
バスルームから水音がしはじめるのを待って、
私も服を着て、部屋を片付ける。
互いに身支度が終わって、
お茶を入れたテーブルを囲むと、
10分程の時間が残った。
「…今回はいかがでしたか?」
「勇気を出して、来てみて良かったです。
すごく気持ちよかったし、
ああ、私、セックスが好きなんだなーって、
感じることができました。」
「そう言っていただくと、
遊び人冥利に尽きますね。」
「ジュンさんって、遊び人だったんですね(笑)」
「あれ? 言ってませんでしたっけ?」
「言ってませんよ~。
でも、ジュンさん、本当にイかないんですね。」
「女性が気持ちよくなってくれれば、
それで十分に満足ですからね。
というより、そっちの方が大切です。」
「そんな男の人もいるんですね…
今回は色々と、すごく勉強になりました。
ありがとうございました。」
「いえいえ、こちらこそ。」
そう言いながら、お互いに頭を下げあったあと、
目を見合わせて笑った。
「さて、そろそろお送りしましょうか。」
「はい。」