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理津子がシャワーを浴びている間に、
私も腰にバスタオルを巻いて、
部屋の中を整理する。
乱れたベッドを整え、
コンドームのパッケージを捨てて、
彼女がもちこんでくれたシュークリームを
冷蔵庫から出し、グラスにお茶を注ぐ。
バスルームの水音が止まり、
理津子がバスタオルを巻いた姿で戻ってきた。
入れ替わりに私もざっとシャワーを浴び、
同じくバスタオル姿でテーブルを囲む。
すっきりした表情でお茶のグラスを傾けていた
彼女に声をかける。
「お疲れさまでした。」
「ふふ、なんか変な挨拶ですね。」
「愛を語るわけにもいきませんしね。
疲れましたか?」
「いいえ。
でも、セックスって、こんなに長い時間でもできるんですね。
いつも、彼がすぐにイっちゃって終わりだったので、
そういうものかと思ってました。」
「ああ、なるほど。
でもそれは、半分は理津子さんの責任かもしれませんよ。」
「え、そうなんですか?」
理津子が意外そうな表情でこちらを見つめる。
彼女とのセックスの最中に感じていたことをベースに、
その理由を話すことにした。