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幸帆 一期一会(その13)


幸帆は少し目を開けて刹那こちらを見たが、
すぐにそのまま目を閉じ、首を振った。

一瞬戸惑ったが、
もっとしてほしいと解釈して、
ゆっくりと抽送を再開する。

「あっ、あっあっ… あぁっ!」

再び彼女の口から上がりはじめた嬌声に、
悦びの声色が混ざる。
どうやら正解のようだ。

慎重を期して、ペースを上げるのを控え、
身体を起こして幸帆の様子をうかがう。

全身の色白な肌がピンク色に上気し、
絶頂の余韻を示している。
快楽に振りみだされたセミロングの髪が、
枕の周りに乱雑な模様を作っている。

そして、奥を刺激されるたびに
豊かな胸を揺らして、
声を上げて感じる姿に、
こちらの欲望のスイッチが入った。

幸帆の片脚を高く持ち上げて、
彼女の身体を横に向ける。
そのままもう片方の脚を跨いで、
松葉崩しの体勢を作る。

さらに深く刺激できる体位だが、
女性によっては痛みが出やすいので、
最初は慎重に奥の感覚を探った。

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斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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