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弥生 初逢瀬(その9)


「あっ、すみません!
私ばっかりしてもらっちゃって…」

「弥生さんの感じてる姿で十分楽しみましたからね。」

「…あの、もう終わりですか?」

「お疲れでしたらそれでもいいですよ。」

少しの逡巡の後、弥生は私の眼を正面から見て言った。

「…いえ、最後までしてもらえますか。」

言葉ではなくたっぷりとしたキスで返事を返し、
弥生の上に覆いかぶさって、脚の間に割って入る。

身体を起こして、コンドームを付けながら言った。

「痛い時は我慢しないで言ってくださいね。」

ペニスを弥生の膣口にあてがうと、
彼女が明らかに身構えているのがわかった。

「難しいかもしれないけど、
意識して身体の力を抜くようにしてみてください。」

完全に怒張しているモノで貫くのは
痛がらせるだけだ。

意識して勃起を弱め、
先ほど指でしたのと同じように
ゆっくりと掘り進むように弥生の中を忍び入る。

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斉藤 ジュン

Author:斉藤 ジュン
逢瀬を重ねるたびに快感を深めていく女性の姿を綴っていきます。

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